梅雨の髪悩みを解消できるアレンジ術を教えてくれるのは、GARDEN Tokyoトップスタイリスト本木亜美さん。ご自身もクセ毛で、梅雨の時期はうねる髪に悪戦苦闘しているのだそう。

今回は、この時期特有の「うねり」「クセの広がり」をそのまま活かした「ハーツアップアレンジ」を教えてくださいます。

「うねりやクセをそのまま活かせるのがハーフアップアレンジの利点。アレンジ前にスタイリング剤をしっかりとなじませれば、ツヤとまとまりが生まれ、広がりやボリューム感を抑えることもできます」(本木さん)

ハーフアップは、やり方を間違うと「おばさんっぽい古臭い印象」になってしまうこともあるので注意が必要!

「古臭く見える原因のひとつが『きちっと感』。ハチ上の髪は、できるだけゆるくまとめ、根本から少し離した下めの位置で結ぶと一気に今っぽい雰囲気になります。あとは、シンプルなヘアアクセを利用するとアレンジ上級者の装いに。ゴテゴテしたアクセサリーではなく、バレッタなどシンプルなものを選んでください」(本木さん)

この機会に、古臭くならないハーフアップのやり方をぜひマスターしましょう。

クセ毛にツヤを与えてパーマっぽく仕上げるとこなれた印象に!

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

〈このアレンジのプロセスがこちら!〉

■1:髪全体にスタイリング剤をなじませる

空気を含ませるように、髪の内側、毛先を中心に揉み込む。バームやクリーム系のワックスなど、なめらかなテクスチャーのスタイリング剤を使って。
空気を含ませるように、髪の内側、毛先を中心に揉み込む。バームやクリーム系のワックスなど、なめらかなテクスチャーのスタイリング剤を使って。

■2:髪表面の髪をざっくりと取って結ぶ

ハチ上の表面の髪をざっくりと束ねる。
ハチ上の表面の髪をざっくりと束ねる。
束ねた髪は盆の窪の位置で結ぶ。
束ねた髪は盆の窪の位置で結ぶ。

■3:ゴムを持って後頭部の毛束を引き出す

髪の表面ではなく、内側からランダムに毛束を引き出す。その後、バレッタなどのヘアアクセサリーでゴムを隠す。
髪の表面ではなく、内側からランダムに毛束を引き出す。その後、バレッタなどのヘアアクセサリーでゴムを隠す。

■5: こめかみの後れ毛を整える

スタイリング剤でツヤとまとまりを与えて。
スタイリング剤でツヤとまとまりを与えて。

■6:前髪にもスタイリング剤をつけて束感を出す

前髪の毛先をつまんで、ねじるようになじませて。根本につけるとペタッとしてしまうので、毛先だけつける。

「髪を束ねる時は、耳半分が隠れるくらいゆるめにまとめるのがポイント。きっちりまとめ過ぎないことが大切です。こめかみ付近の後れ毛は多めに出したほうが女性らしく仕上がります。広がったりパサついた印象にならないよう、スタイリング剤はしっかりとつけてください」(本木さん)

本木亜美さん
GARDEN Tokyoトップスタイリスト
クセ毛を活かしたスタイルが得意。自宅でのケア方法やスタイリング方法もをしっかりレクチャーしてくれる頼れる存在。

問い合わせ先

GARDEN Tokyo
住所/東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 11F 
TEL:03-5537-5510
営業時間:火曜・水曜 11:00~20:00   木曜・金曜 12:00~21:00  土曜 10:00~20:00   日曜 10:00~18:00  祝日10:00~19:00
​定休日:月曜日

新しい感覚と遊び心のあるデザインで個々の新たな一面を引き出してくれる。

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
青木 笑