緊急事態宣言をきっかけにビジネスパーソンに定着しつつあるテレワーク。在宅でのデスクワークが増えたことで、自宅でも仕事がはかどる環境づくりも進んでいる。とりわけ注目を集めているのが、長時間座っていても疲れにくく、常に最適な姿勢を保ちながらPC作業などに取り組むことのできる高品質・高機能なハイエンド・オフィスチェアだ。働き方改革でも、在宅勤務が見直されているだけに、今後も見据え、まずはチェアから快適にしてみてはいかがだろう。
高品質・高機能なハイエンド・オフィスチェア4選
■1:メッシュを採用したハイエンド・ワークチェアの原点|ハーマンミラー アーロンチェア
高機能オフィスチェアの草分け的存在が、デザイナーのビル・スタンフとドン・チャドウィックによってデザインされ、1994年にデビューしたハーマンミラーの「アーロンチェア」だ。2016年には、オリジナルの共同デザイナー、ドン・チャドウィックのサポートを受けながら完全なリマスターを実現。20年を超える“座る科学”の研究や技術の進歩を取り入れ、現在の仕事環境に合わせてアップデートされている。
■2:「人間工学+運動学」から生まれたドイツのスタンダード|ウィルクハーン オン 175/71
シンプルでモダンなドイツデザインと、実用性、快適性を備えたスタンダードモデルとして愛用者を増やしているのが、ドイツのオフィス家具メーカー、ウィルクハーン。なかでも多くのオフィスワーカーを魅了しているのが、2010年~2011年にかけて世界各国のデザインアワードを総なめにした高級オフィスチェア「オン」だ。ウィルクハーンは、それまでの着座姿勢を重視する思考ではなく、着座時にも体に適度な刺激を与えるため「動く」ことに着目し、ドイツ国立ケルン体育大学との協働による5年の開発期間を経て「オン」を完成させた。「人間工学+運動学」のアプローチで、仕事中も自然で自由な「座り」を実現。「健康的に座る」というワークチェアの概念を創出した。
■3:日本のオフィスシーティングに革命を起こした名作の後継機種|オカムラ コンテッサ セコンダ
日本の高級オフィスチェアをリードしてきたオカムラの中心的プロダクトが、2002年に発表された「コンテッサ」だ。日本のオフィスチェアとしては初めて、メッシュ素材を背と座に採用。快適な座り心地と同時に、かつてない機能とデザイン性を確立し、グローバルな評価を獲得した。2017年には、後継機種となる「コンテッサ セコンダ」を発表。機能美に満ちたスタイリッシュなデザインは、ジョルジェット・ジウジアーロが設立したイタリアのインダストリアルデザインの名門「イタルデザイン」とオカムラとの共創から生まれた。
■4:体に合ったアジャスタビリティを追求した高機能チェアの定番|エルゴヒューマン エルゴヒューマンプロ オットマン内蔵型
2005年に誕生した国内ブランド、エルゴヒューマンのオフィスチェアは、ワークスタイルの変化とユーザーの体に合ったアジャスタビリティ(適応性)を追求。エルゴノミクス(人間工学)に基づいた高い機能性と操作性を融合させることでより自然な座り心地を実現している。長時間の使用でも快適なワークシーティングは、グローバルに支持され、世界50カ国以上で愛用されている。
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- TEXT :
- 安藤政弘 ライター