【第2問】手延べそうめんが最もおいしいのは、製麺中に梅雨を一度越した「新物」の次期である。
「YES」と答えたあなた、不正解です。
手延べそうめんは、製麺所の管理のもと、高温多湿の梅雨の時期を超す際に熟成します。この「梅雨を超す熟成」のことを、「厄(やく)」と言い、
「厄」を1回越しただけの新しい麺は「新物(しんもの)」、
「厄」を2回越した、つまり新物からプラス1年熟成したものは「古物(ひねもの)」、
「厄」を3回越した、つまり新物からプラス2年熟成したものは「大古物(こひねもの)」と呼ばれ、
一般的に「古物」や「大古物」はより高級品になります。
古物になるにつれコシが強く、茹でのびしにくくなるようです。
食には好みがあるものの、一般に手延べそうめんの一番の食べごろは、製麺から2~3年後、と言われています。