「旗艦店」って、読めますか?意味はわかるのに読めない言葉や、読めても意味がわからない言葉をおさらい!
本日7月3日は「ソフトクリームの日」です。1951(昭和26)年のこの日、明治神宮外苑で行われた米軍主催のカーニバルで、日本で初めてソフトクリームが販売されました。この初夏の季節に、未知の味として、甘く、冷たく、やわらかなソフトクリームを初めて食べたら…きっとすごく感動的ですよね!クリームの入ったコーンカップまで全部食べられる、というところも、当時とても話題になり、
その後、有名百貨店の食堂や喫茶店などで、続々とソフトクリームを販売するようになったようです。
というところで、本日の1問目です。
【問題1】「旗艦店」ってなんと読む?
「旗艦店」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「企業が展開する色々ある店舗の中で、特に重要な位置づけの店舗。フラッグショップ。」という意味の言葉です。
<使用例>
「旗艦店て、新しい企画や商品のサンプリングをする『テスト店舗』的な意味だと思ってたわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 旗艦店(きかんてん) です。
「旗艦店=フラッグショップ」という事は知っていたものの、実は漢字の読み方を間違えていた…という方もいらしたのでは?
「旗艦(きかん)」はもともと海軍用語で、「艦隊の中心となる司令官の乗った、目印の旗を掲げた船」を指します。ここから転じて「集団やグループの中で最も重要な位置にあるもの」を意味するようになりました。
「旗艦店」は、直接的には、例文のような「テスト店舗」という意味は持っておらず、「最も重要な本拠地的な店舗」や「最も目立つ、グループやブランドを代表するような店舗」を意味します。
日本初のソフトクリームを売った店舗は企業などのグループに属するお店ではありませんが、
「ソフトクリーム文化」全体の旗艦店的な役割を果たしたかもしれません。
というところで、2問目のクイズです。
【問題2】お菓子でない日本語はどれ?
次にあげる4つの日本語のうち、「お菓子」以外のモノを指している言葉を選んでください。
1:棹物
2:水菓子
3:氷菓子
4:御欠
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 2:水菓子 です。「水菓子(みずがし)」はフルーツの別称になります。
和食のコース料理のお品書きで、デザートに「水菓子」と書いてあれば、フルーツが出て来ますよね?
最近では、ゼリーやわらび餅などのプルプルしたお菓子を「水菓子」とカン違いして使用する例や、それを良しとして定着化させる場も出てきているようですが、「水菓子」はもとはフルーツを指す日本語です。
他の選択肢については、それぞれ、以下の通りの意味です。
1:棹物(さおもの)…羊羹(ようかん)や外郎(ういろう)など、細長く作ったものを切り分けて食べるタイプの和菓子の総称。別名:棹菓子(さおがし)。
3:氷菓子(こおりがし)…アイスキャンディー、シャーベット、アイスクリームなど、凍らせて作った菓子のこと。
4:御欠(おかき)…もち米を細かくして乾燥させたものを、表面がきつね色になるまであぶった米菓。
ふだん目にする、使用する言葉でも、漢字になっていると意外と読めないもの、とっさに意味がわからないもの、カン違いしがちなものがありますよね?
本日は「ソフトクリームの日」にちなんで、
・旗艦店(きかんてん)
・棹物(さおもの)
・水菓子(みずがし)
・氷菓子(こおりがし)
・御欠(おかき)
などの日本語をピックアップしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱