全世界に衝撃を与えたディオールとステューシーのコラボ
90年代の日本といえば、渋谷や原宿が流行の最先端であり、若者たちが日本のファッションに社会的影響を与えてき時代だった。今では当たり前であるが「個性を尊重する」という認識が生まれた時代でもあった。特に90年代ファッションを懐かしむ大人たちにとって、ストリートファッションの再燃は嬉しい限りであるが、世界を代表するメゾンブランド「ディオール」と、ストリートカルチャーを体現する「ショーン・ステューシー」が発表したコラボしたコレクションは今年1番のビッグニュースである。「ディオール」が持つ一流のクチュールマインドと、ストリートカルチャーを色濃く残す「ショーン・ステューシー」がコラボしたコレクションは、大人だからこそ刺さるアイテムである。
伝統的なフェアアイルニットが生まれ変わる!

グラフィカルパターンが独創的なフェアアイル柄ニットは、フォール 2020コレクションを発表したマイアミビーチのアール・デコ建築からインスピレーションを得たアイテム。「ショーン・ステューシー」らしいサイケデリックなモチーフでストリート感満載。そこに肌触りの柔らかい上質なウールを使用し、肩肘はらないラグランスリーブのリラックスしたシルエットが絶妙に雰囲気とマッチしている。
着こなしはあくまでも品良く、適度なストリート感で現代スタイルに!

ストリート感のあるアイテムだからといって、そのまま昔懐かしのストリート的装いは避けたいところ。サイケデリックな柄を上手に取り入れるなら、クリーンなホワイトを合わせてシンプルにコーディネートするのがベスト。ゆったりとしたショーツとサンダルで、ビーチさながらのリラックスムード漂う着こなしを心がけたい。
海外映画や音楽に強く影響され、今思うとなぜ?と我に返ることもあるが、ファッションは周期的にリバイバルするものであり、映画や音楽の影響を強く受けていた時代のファッションが再燃すると、自然と懐かしさを感じ、思わず手にしてしまう。「ディオール」と「ショーン・ステューシー」がコラボしたコレクションは、懐かしい当時の記憶を鮮明に蘇らせてくれるかもしれない。
※価格はすべて税抜きです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊