サルヴァトーレ フェラガモ 2020年秋冬コレクションキャンペーンビジュアル
サルヴァトーレ フェラガモの2020年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルは見る人の視覚を刺激し、心を揺さぶり、魂をかき立てるようキュレーションされています。
これらのビジュアルは、クリエイティブ ディレクターのポール・アンドリューが制作したもの。
まず目を引くのは、シューズ、バッグなどの主要なアクセサリーピースが、目がその対象物を探すよう、前景の対象的な位置で、あえてフォーカスしないという手法で撮影されていること。



いずれも奥深さ、そして豊かさを感じられる仕上がりで、ついじっと目を凝らして見てしまうはず。これらの手法はモデルが着用したウェアのビジュアルにも用いられています。



これらのビジュアルでも、前景と背景がプレイフルに表現され、影とデフォーカスした色の形状の両方がイメージに影響を与え魅力を増していることがわかります。さらにウェアは身に纏うことで今シーズンのコレクションに視覚的な奥深さが感じられるように。
あえてフォーカスしない特徴的なビジュアルに秘めたサルヴァトーレ フェラガモの想いとは?

クリエイティブ ディレクターのポール・アンドリューは次のように述べています。
「個々の作品の美しさを愛で、同時に視聴者がこのコレクションをつま先から頭まで(toe-to-head)コーディネートした時の強烈なインパクトを楽しめるような、高貴でカラフルなキャンペーンビジュアルを創りたかったのです。このキャンペーンは、表層と奥行の絶妙な関係で生み出されており、背景に対し前景が作用することで、視覚を刺激し、美の追求がなされています。世界を新たな視点で見るため手法を、今こそ私たち自身に問いかける時です。今回発表したビジュアルに深みとスケールの大きさをもたらしたことで、ささやかながら、そのきっかけになることを願っています」
目に映るものはその人それぞれの見る立ち位置で変化します。どのようにそれが映るかは、それぞれの独自の視点により異なるもの。見るものの印象は、主観と対象の関係性をはるかに超えたものから生まれます。
見るという行為を深く追求することで恩恵が得られ、注意深く見ることでより豊かなものが享受できるはず。それこそがサルヴァトーレ フェラガモからのメッセージなのです。
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- Precious.jp編集部