「鉄気」ってなんと読む?「てつき」ではないのです!これがあるとお水がマズい!
本日10月14日は、『鉄道の日』です。
1872(明治2)年に、東京の新橋駅から神奈川の横浜駅間に、日本発の鉄道が開業した記念の日が10月14日なのです。ちなみに、開業当時の駅の位置は現在とは違う場所で、新橋駅は現在の汐留貨物倉庫付近、横浜駅は現在の桜木町駅なのだそうです。
いまや日本全国ですっかり生活インフラ化している鉄道ですが、歴史はまだ150年ほどなのですね。問題が起きない限り時刻表通りに素早く、安価に移動できる鉄道は、大変便利な手段ですが、鉄道の線路を改めて見てみると、工事がとても大変そうです。いわんや地下鉄をや、です。
インフラ化できるまでに整えてくださった先人たちに、本日は心から感謝したいですね。
本日は「鉄」という漢字の難読クイズをお送りします。
【問題1】「鉄気」って何と読む?
「鉄気」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「水中や土中に溶けて含まれている鉄分。また、その匂いや味。」「新しい鍋などで湯を沸かした時に浮かびあがる赤黒い渋。」などの意味を持つ言葉です。
「浄水器、壊れてるんじゃない?このお水、鉄気を感じるわ…!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 鉄気(かなけ) です。
「金気(かなけ)」とも表記しますが、「鉄気」と表記しても「かなけ」と読みます。「鉄」という字は「かね」「くろがね」という読み仮名も持っています。
「鉄気(かなけ)」という言葉を最もよく使うのは、例文のような「水の金属臭」だと思いますが、実は水道水に混入しがちなのは鉄だけでなく、亜鉛や銅など、他の金属もあるのです。しかし「金属」の「金」で「金気(かなけ)」だけではなく、「鉄気(かなけ)」とも書くのは、「鉄」が、いかに人間の生活のそばにある金属であるか、を表している気がいたしますね。
…というところで、2問目と参りましょう。2問目は、ぐっと難易度の高い、難読漢字問題です。ヒントを見ずにこれが正解できたら、拍手喝采ですよ!
【問題2】「鉄葉」ってなんと読む?
「鉄葉」という熟語の読み方をお答えください。
ヒント:「錫(すず)をめっきした薄い鉄板」のことです。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 鉄葉(ブリキ) です。
薄さを「葉」に例えて「鉄葉(ブリキ)」なのでしょうね。別表記に「錻力(ブリキ)」もありますが、こちらは音による当て字でしょう。
ヒント無しで読めた方、いらっしゃいますか?かなりの漢字博士ですね!
本日は、『鉄道の日』にちなんで、
・鉄気(かなけ)
・鉄葉(ブリキ)
という難読漢字クイズに挑戦しました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出真朱