伝説の名香「シャネル N°5」は来年の2021年で100周年を迎えます。この特別で美しい香りの魅力をビジュアルで伝える役割を果たすのが、ミューズの存在。
今回新たにミューズとして起用したのが、フランス人俳優のマリオン コティヤール。そして、彼女が登場する美しく幻想的なプロモーションフィルムがつくられ10月30日(金)より世界各国で公開されます。
また、そのフィルム作成の舞台裏やマリオン コティヤールのインタビュー、フレグランス開発のラボラトリーを訪れた様子などを収めたムービーが公開されました。
1世紀にわたって愛され続けている名香「シャネル N°5」
ベストセラーであり続ける、ドラマチックな香りの誕生秘話とは?
「N°5」は、南仏グラースにある調香師エルネスト ボーのラボラトリーで生まれました。当時は単純な単一のフローラルの香りが一般的でしたが、先見性のあるファッションを生み出していたガブリエル シャネルは1種類の花の香りに結びつけられた香りではなく、「ドレスのように人間の手による香り。つまり創り上げられた香り。私はクチュールの職人です。私が欲しいのはバラやスズランではなく、構成された香りが欲しいのです…」とエルネスト ボーに依頼しました。
そして生まれたのが、それまでにない80種類もの稀少な香りと、当時ではかなり斬新であった合成香料アルデヒドを組み合わせた、今までにない独創的な香り。これを「N°5」という数字の名をつけたその理由は、エルネスト ボーが提案した5番目の試作につけられた数字であり、ガブリエル シャネルの幸運の数字でもあったからなのです。
フランスで最も国際的なトップスター「マリオン コティヤール」が新ミューズに
新ミューズのマリオン コティヤールは、映画界における世界的な才能の持ち主の作品に数多く出演し、2007年「エディットピアフ〜愛の讃歌」に主演し、オスカー(アカデミー主演女優賞)をはじめ、ゴールデングローブ賞、英国アカデミーなど、軒並み最優秀主演女優賞を獲得。その一方で、若い芸術家をサポートしたり、自然保護に関する多数の映像プロジェクトにも参加するなど幅広い活動も注目されています。
またフランス文化への貢献が認められ、2010年にフランス芸術文化勲章、2016年にレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を授与されています。
コティヤールとシャネルの香りとの出会いは、思春期の頃。「私にとって初めての女性用フレグランスは、祖母からプレゼントされたシャネルの香り。ボトルがあまりにもエレガントで、寝室において眺めるのが好きでした。N°5とは、すぐにつながりを感じました。N°5は香水以上の芸術品です。このアイコニックな香りのストーリーを輝き続ける役割を得て、私はとても幸運だと感じています」
月を舞台にした、独創的で美しい世界観を表現したフィルムに
2020年10月30日(金)に全世界で新しいフィルムコミュニケーションを公開。新フィルムの監督には大胆な映像美を生み出すヨハン レンクを迎え、新ミューズのマリオン コティヤールとエトワールのダンサーであるジェレミー ベランガールが月を舞台に独創的なダンスを踊ります。
パリ・オペラ座バレエダンサーであるジェレミー ベランガールとダンス
新ミューズとともに踊るのは、パリ・オペラ座バレエダンサーであるジェレミー ベランガール。トップクラスのアーティストとの仕事で知られる振付け師、ライアン ハフィントンが、恋する心の内面と欲望が惹きつける力とを組み合わせた、独創的なバレエを考案。美しいだけでなく緻密に作りこまれたダンスに仕上がっています。
着用したドレスは、メゾン ルサージュの工房にてすべて手で刺繍されたもの
フィルムでマリオン コティヤールが着用したドレスは、メゾン ルサージュの工房にてすべて手で刺繍されたもの。ガブリエル シャネルが着用していたドレスを現代の手法で再現したもの。この特別な手法は1996年にカール ラガーフェルドによって再現されましたが、今回、このフィルムのために再び、特別にデザインされたもの。金色の糸を使い、1万枚を超えるスパンコールが刺繍されています。
10月30日(金)公開の新しいコミュニケーションフィルムに先駆けて、フィルムが完成するまでの舞台裏をマリオン コティヤールが紹介するムービーを10月27日(火)より公開中。N°5の魅力と独創的でラグジュアリーな世界観が生まれる秘密が詰まった美しい映像をぜひチェックしてみて。
※掲載した商品は税抜です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子