みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、25回目です。
気になるシワを何とかしたいけれど、どんな化粧品を選べばいいの…?と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。今回は、美容ジャーナリストとして多くのメディアで活躍中の安倍佐和子さんに、シワケア改善美容液の最新情報について伺いました!
大人世代の肌には「想定外のシワ」が出現する…!?
「先日、オンライン中の自分の笑顔を静止画で見たときのこと。自分の顔の中に、今まで見たことのなかった表情ジワを発見! しかも『目頭から鼻にかけて入る笑いジワ』という想定外の現実に軽くショックを受け、しばし固まってしまいました。みなさんはこんな経験、お持ちでしょうか?
50代ともなれば目尻やほうれい線など、小さなシワのひとつやふたつはあるものだという認識ですが、想定外のシワの出現はやっぱり冷や汗もの。改めてシワ対策を決意した次第です。そこで、シワが気になる大人世代の皆さまにも役立つよう、最新のシワ改善コスメ事情をご紹介したいと思います」(安倍さん)
シワっぽさが気になる世代は覚えておくべき「3大シワ改善有効成分」
■シワ改善薬用有効成分が配合された、注目の美容液をピックアップ!
「まずは、ぜひとも覚えておきたい、化粧品でシワ改善が認可されている3大成分のプロフィールから。日本で最初にシワ改善薬用有効成分として認可されたのが、ポーラの『リンクルショット メディカル セラム』に配合されているニールワンです。4つのアミノ酸誘導体から成るニールワンは、コラーゲンやヒアルロン酸などの真皮成分を分解する好中球エラスターゼを抑制して、シワ改善を可能にしたポーラの独自成分。リンクルショットが登場したときは日本中が大騒ぎ。すでに愛用者という方もたくさんいらっしゃると思います。
そして、ニールワンの後にシワ改善有効成分として認可されたのが、ナイアシンアミドと純粋レチノーです。ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種で、コラーゲンの生成を助け、シワ改善するだけでなく、美白有効成分としても認証されているマルチスター成分。コーセー ONE BY KOSEの『ザ リンクレス』やカネボウの『リンクルリフトセラム』、アルビオンの『リンクル リペアセラム』など、多くの化粧品に配合されています。
純粋レチノールはヒアルロン酸の産生を促進してシワ改善を促すビタミンAの一種で、美容医療の分野でもおなじみですね。資生堂 エリクシール シュペリエルの『エンリッチド リンクルクリーム S』や、SHISEIDOの『バイタルパーフェクション リンクルリフト デイープレチノ ホワイト4』、ヘレナ ルビンスタインの『リプラスティ パワA+H.A. デュオ』などに配合されています。
それぞれシワ改善が認められているわけですから、シワが気になる人は自分と相性のいいものを見極めればいいわけですが、実は最新ニュースが到着。なんと、2021年1月1日にシワ改善のパイオニア、ニールワン配合のポーラの『リンクルショット メディカルセラム N』が進化して登場します。ここでいち早く伝えるために使い始めていますが、シワ改善のスピード感、手応えがぐんとアップしたよう! やや硬めだったテクスチャーもなめらかに進化。驚くほどなじみやすくなって、すこぶる調子のいい日が続いています。キー成分はもちろんニールワンですが、ニールワンをサポートする新規成分配合など、パワフルにバージョンアップ。シワに沿ってなじませるのではなく、シワを切るように、直角になじませるのがコツです。
最新版登場によって、シワ改善のお手入れに前向きになれそうな2021年。どの成分を味方につけて挑むか、迷うことすら楽しみになりそうな予感。笑うことの少なかった2020年の分も含めて、表情ジワを気にせず大笑いできる年にしたいと思います」(安倍さん)
気になるシワもまだ見ぬシワも、まとめてケアできる時代に。プロ視点でのシワ対策美容液の分析をぜひ参考にしてみてくださいね。大笑いできる2021年のために、シワケアに注力してみましょう!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 松村有希子