雑誌『Precious』編集部は、1月号の「ニューノーマル時代の『新名品』」特集の中で、世界的パンデミックを経験し価値観の変わる今を生きる女性にふさわしい、ファッションの「新名品」について考え抜き、「ネオベーシック名品」「ハッピー名品」「エンパワーメント名品」という3つのカテゴリーに分けました。

今回ご紹介するプラダのフロントボタンスカートは、「ネオベーシック名品」のひとつ。『Precious』エディトリアル・ディレクターの喜多容子が推薦しました。

※「ネオベーシック名品」=働き方や移動手段が変わるなど、ライフスタイルが変化したからこそ、改めて選びなおしたい着こなしの軸となるアイテムのこと。着心地のよさを絶対条件としています。
喜多 容子
『Precious』エディトリアル・ディレクター
(きた ようこ)小学館にて女性誌編集に携わる。その後、フリー編集者を経て、1992年に編集プロダクション・オフィスHATSUを設立。雑誌『Precious』のエディトリアル・ディレクターとして、創刊号よりファッションを中心に、編集企画・構成を担当している。

Aラインでも広がりすぎない、絶妙なシルエットが秀逸。|プラダのフロントボタンスカート

スカート_1
スカート¥220,000/予価(プラダ) ●素材:ウール ●色展開:ブラウンのほかにグリーンがあり ●サイズ展開:36、38、40、42(イタリアサイズ) ●その他:ハリのある質感がボディラインを美しく見せる。 ●着こなしは…どこかトラッドが香る端正なスカートには、メタルのトライアングルロゴがスパイスとなった、「サフィアーノ」レザーの端正なバッグがよく似合う。ブラウス¥99,000・バッグ¥321,000・ソックス¥23,000/すべて予価(プラダ)

研ぎ澄まされたデザインのなかにチャーミングな個性が光るワードローブで、自立した女性の装いを支え続ける「プラダ」。

雑誌『Precious』でもたびたびプラダの特集を手がけてきた、『Precious』エディトリアル・ディレクターの喜多容子が今季注目するのは、フロントボタンがアクセントになったスカート。

「こっくりとしたブラウンのスカートは、広がりすぎない絶妙なAラインが秀逸。プラダはモードを牽引するブランドでありながら、実は、日常に寄り添うワードローブが豊富。

一枚のスカートをとっても、仕立てのよさと、着る人を引き立たせるミニマルなデザイン、そして快適さと、3拍子がそろう完璧なもの。

レディライクな装いはもちろん、黒タートルやローファーを合わせてトラッドが香るスタイルにも。これぞ、というスカートは着こなしの土台となるので、シンプルなトップスと合わせるだけで、品よく決まるのです」

ディテールは…

ボディと同色のアンティークのような趣のブラウン×シルバーのボタン。スカートなのに甘くなりすぎず、モダンな印象に。イタリアブランドならではの密度の高いウール地は程よい光沢感が見事。ラップ仕立てのデザインで脚さばきがいいのもうれしい点。
ボディと同色のアンティークのような趣のブラウン×シルバーのボタン。スカートなのに甘くなりすぎず、モダンな印象に。イタリアブランドならではの密度の高いウール地は程よい光沢感が見事。ラップ仕立てのデザインで脚さばきがいいのもうれしい点。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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プラダ クライアントサービス

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Precious.jp編集部 
BY :
『Precious1月号』小学館、2021年
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PHOTO :
生田昌士(hannah/人物)、池田 敦(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
三好 彩(ファッション)
EDIT&WRITING :
川口夏希、遠藤智子(Precious)