「灰汁」ってなんと読む?「はいじる」ではありません。日常で触れるものですよ!

本日12月12日は、2017年に国連総会で制定された、比較的歴史の新しい国際デー『国際中立デー(International Day of Neutrality)』です。1995(平成7)年のこの日に、トルクメニスタンが永世中立国として国連に承認されたことにちなんだ記念日で、国際関係の中立性の価値を、人々に広く認識されることを目的としています。

永世中立国とは、国同士が対立する国際問題に対し、中立の立場で問題解決を目指す姿勢を持った国を指します。

…つまり、どちらか一方に肩入れしない、という事です。

国際問題ならずとも、もめ事は、肩入れする人々の多さで大きくなっていくものかもしれません。

さて、「中立」を表現する日本語に「灰色」があります。「白黒つける」という表現ありきで使われる言葉ですが、

本日は「」という漢字の入った難読クイズに挑戦してみましょう。

【問題1】「灰白色」ってなんと読む?

「灰白色」という日本語の読み仮名をお答えください。

ヒント:「灰色を帯びた白色」と、色見を表現する言葉です。

「○○○○しょく」。
「○○○○しょく」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 灰白色(かいはくしょく) です。

正解できましたか?
正解できましたか?

このクイズ、一見、簡単なようで、実は正解率が低かったのでは?

「はいしろいろ」でも「はいはくしょく」でもなく「灰白色(かいはくしょく)」なのです。

「灰(はい)」は訓読み、「灰(カイ)」は音読みです。

「灰白色(かいはくしょく)」は微妙な色見で、インテリアやファッションはじめ、さまざまなカラーコーディネートに登場頻度の高い色名ですので、

ビジネスの書類に登場することもありそうです。うっかり誤読なさらぬよう、お気をつけください。

…さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「灰汁」ってなんと読む?

「灰汁」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「植物に含まれる渋み」「料理の材料を煮込むときに出る泡状のもの」「人の性質や文章のしつこさ」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「彼女、悪い人はないのだけれど、灰汁が強いのよね」

「○○」と読み仮名2文字です。
「○○」と読み仮名2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 灰汁(あく) です。

「はいじる」ではないのです。

なぜこの字を用いるかといえば昔は、「灰を水につけた上澄み液」を洗濯や漂白に使用していたから、のようです。音は「飽く」からきているのではないか?という説が有力です。

「渋み・えぐみ」という意味で、さまざまなシーンで使われる言葉に変遷していますね。

本日は、『国際中立デー』にちなんで、

・灰白色(かいはくしょく)

・灰汁(あく)

という難読漢字をおさらいしました。

 

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ILLUSTRATION :
小出 真朱