「垂氷」ってなんと読む?「すいひょう」ではありません!今年はもう、見ましたか?

本日12月17日は、日本初のモノレールが開業した日です。

日本初のモノレールは、交通機関としてではなく、遊具の一種と分類されていました。というのも、開通場所は『上野動物園』内で、東園と西園を結ぶ332mを結んでいた、乗車時間約1分半の、とても短い路線だったのです。

1957(昭和32)年のこの日に開業し、車両の経年劣化により、令和元年11月から運行を休止しています。もしリニューアルされたら、ぜひ乗ってみたいですよね!

さて、「モノレール」は外来語ですが、日本初のモノレールの正式名称は『東京都交通局上野懸垂線(とうきょうとこうつうきょくうえのけんすいせん)』です。

…懸垂線!

確かに、レールの下に車両がぶら下がるタイプのモノレールは「懸垂」の状態ですよね!

…ということで本日は「垂」という字に関する難読クイズをお送りします。

【問題1】「垂れる」って「たれる」以外になんと読む?

「垂れる」という日本語の「たれる」以外の読み仮名をお答えください。

ヒント:「木の枝などがたれさがる」という意味です。枝がたれさがっている樹木といえば?

<使用例>

「桜といえばソメイヨシノ、というイメージが強いけれど、私は花の色の濃い垂れ桜も好きなのよね」

「○○れる」と読み仮名2文字です。
「○○れる」と読み仮名2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 垂(しだ)れる です。

枝がしなって垂れている、曲線の美しい樹木たち…。
枝がしなって垂れている、曲線の美しい樹木たち…。

「枝垂(しだ)れる」とも書きます。

「垂(た)れる」というと、液体をイメージしがちですが、木の枝のしなりを表現する「垂(しだ)れる」も、同じ表記なのです。「垂れ桜」「垂れ柳」など、「たれざくら」「たれやなぎ」と誤読しないよう、ご注意くださいね。

…さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「垂氷」ってなんと読む?

「垂氷」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「氷柱(つらら)」の別名です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 垂氷(たるひ) です。

正解できましたか?

「氷柱(つらら)」というと、なんとなく可愛らしい響きですが、

「垂氷(たるひ)」というと、情緒を感じますよね?

目上の方へのお手紙で季節感を表現するときなど「今年、初めての氷柱を見かけました」と書くよりも「軒先で、今冬初の垂氷が、朝日に光っておりました」などとしたためると素敵かもしれません。

本日は、日本初のモノレール『東京都交通局上野懸垂線』が開業した日にちなんで、

・垂(しだ)れる

・垂氷(たるひ)

という難読漢字をおさらいしました。
 

 

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Precious.jp編集部 
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参考資料:東京都交通局ホームページ
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ILLUSTRATION :
小出 真朱