パターン化しやすい冬スタイルですが、オン・オフ使えるワイドパンツの着こなしをマスターすることで、解決できそうです。いつでもノーブルなスタイルで魅了する世界の王妃やプリンセスたちは、ワイドパンツの着こなしも究極にスマート。着膨れしないよう意識された、巧みなコーディネートテクニックは、学ぶべきポイントにあふれています。
今回は、マフラーやジャケット、コートの選び方を中心に、スタイルアップするコツを紐解いていきましょう。
着膨れしない「ワイドパンツ」の着こなし術とは?ロイヤルレディの華麗な冬コーデ4選
■1:縦長効果を印象付ける「マフラー」をポイントに
センタープレスが効いたワイドパンツは、ゆったりしながらもきちんとした印象も叶えてくれる優れもの。上半身にマフラーやストールで縦落ちイメージを添えることで、さらにスッキリとしたイメージに整えられます。
オランダのQueen Maxima(マキシマ王妃)は、センタープレスの入ったダブル裾のメンズライクなパンツを穿いて、颯爽と登場。ワイドパンツの縦長感を引き立てているのは、正面に添えた白いマフラー。膝に届くロングコートとマフラーが、落ち感の相乗効果を実現。マフラー×ワイドパンツで冬の縦長コーデが組み立てられます。
■2:上半身をスッキリ見せる「ノーカラーコート」
ワイドパンツにはマニッシュな印象がありますが、エレガントなアウターを重ねることで、王室レディにふさわしい品格あるスタイルに仕上がります。たとえば、襟なしのノーカラーコートは、ノーブルな装いにまとめやすいアウターです。
エドワード王子の妻である、英国王室のSophie, Countess of Wessex(ウェセックス伯爵夫人ソフィー)は、トレンドカラーのひとつであるピスタチオのワイドパンツをピックアップ。スタンダードなオフホワイトのノーカラーコートが、上半身をスッキリまとめています。顔まわりも明るく華やかに。表情も豊かになり、より優しいムードを印象付けられそうですね。
■3:脚長美脚を叶える「ショート丈ジャケット」
ボリュームのあるワイドパンツは、脚の長さをアピールしやすいボトムスでもあります。脚長効果をさらに高めるには、ショート丈ジャケットが最適。
モナコ公妃だったグレース・ケリーを母に持つPrincess Caroline(プリンセス・カロリーヌ)は、トレンディーなチェック柄のワイドパンツを選出。美脚を後押ししたのは、ショート丈のジャケットでした。ウエストの位置が高く見えるので、ワイドパンツの存在感が際立ちます。このスタイリングテクニックを冬の間から予習しておけば、春以降も重宝しそうですね。
■4:着痩せ効果絶大の「オーバーサイズアウター」
ワイドパンツ特有のたっぷりした量感を生かすには、オーバーサイズの羽織り物が使えます。全体にゆったりしたシルエットになるので、大人ならではの余裕を感じさせる組み合わせです。
スウェーデン皇太子のCrown Princess Victoria(ヴィクトリア王女)は、爽やかなミントのワイドパンツに、トーン違いのピンクのコートを合わせました。ゆったりした仕立てのワイドパンツに、あえてオーバーサイズのコートを重ねることで、気になるボディーラインをスマートにカバー。柔らかさのあるパステルカラーのコーディネートテクニックは、大人女性の日常にも取り入れやすそうです。
今回は、人気のワイドパンツでボディーラインを整えるテクニックに注目しました。世界のロイヤルレディたちの着こなしを参考に、着膨れ知らずな冬コーデを楽しんでください。
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- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 宮田理江
- EDIT :
- 石原あや乃