「初競り」ってなんと読む?「しょきょうり」ではないですよ!威勢よく始まります!
本日はまず、クイズと参りましょう。
【問題1】「初競り」ってなんと読む?
「初競り」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「その年最初に行われる、市場での競売。」という意味の言葉です。
<使用例>
「マグロの初競りって、大変なお値段がついて、毎年、話題になるわね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 初競(はつせ)り です。
「競」は常用漢字で「競(せ)る」という読み仮名は高校生レベルですが、正解できましたか?
本日1月5日は、例年、全国の魚河岸で初競りが行われる日です。中でもマグロの初競りは、時に1億円越えの高額がつく事から、毎年、話題になっていますね。「初物(はつもの)」の縁起をかつぐ意味と、各仕入れ業者のプライドの戦いが、初競りに規格外の値が付く理由だと言われています。「令和最初の初競り」となった昨年は、青森・大間産の276㎏の本マグロが1億9320万円で落札されました。
今年はどんなドラマが生まれたのでしょうか?
…さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「競い肌」ってなんと読む?
「競い肌」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「弱者を助け、強者に立ち向かう性質。仁義を重んじる人。いさみ肌。」という意味の言葉です。
<使用例>
「魚河岸って、いかにも競い肌、という方が多くて、活気があるわね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 競い肌(きおいはだ) です。
「競う」という表記には「きそう/きおう」2通りの読み方があるのです。
「競(きそ)う」は常用漢字表に入った読み仮名ですが、
「競(きお)う(=負けまいと張り合う)」という読み方は表外読みですので、ご存知ない方も多いでしょう。
しかし「競い肌(きおいはだ)」は、日本古来の誉め言葉ですので、おさえておきたい言葉です。表記とあわせて、この機にインプットしてくださいね。
本日は、例年、魚河岸の初競りが行われる日にちなんで、
・初競(はつせ)り
・競い肌(きおいはだ)
という日本語をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:朝日新聞デジタル(2020年1月5日)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱