「※(こめじるし)」って、海外では何という!?英語なら「ライスマーク」かしら?
明日・1月17日と言えば、平成7(1995)年に阪神・淡路大震災が発生した日です。
痛ましい天災でしたが、この大震災を機に、日本中にボランティアの意識が本格的に芽生え、拡がった…と言われています。
同日は『防災とボランティアの日』『ひょうご安全の日』など、防災やボランティアに関連する複数の記念日として制定されており、
炊き出しなどの炊事で被災者が励まされたことにちなんだ『おむすびの日』という記念日にもなっています。
「おにぎり」でなく「おむすび」の名がついているのは、メニューとしてだけではなく、人と人との心を結ぶ「おむすび」という意味も込められています。
…さて、本日は『おむすびの日』にちなんで、ごはん、お米に関連する日本語からクイズをお送りします。
【問題1】「飯事」ってなんと読む?
「飯事」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:みなさまも、子どものころにやったことがあると思われる「遊び」の名前です。
<使用例>
「こんなに素敵なおもちゃのキッチンがあるなんて、お飯事も時代とともに進化してるのね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 飯事(ままごと) です。
「ごはん」のことを「まま」「まんま」とも言いますよね。常用漢字表には掲載されていない読み方ですが「飯(まま)」という訓読みは存在します。「ままごと」という遊びは、家庭の日々の営みを「ごっこ遊び」にしたものですが、「飯事」という字を書くのです。食事は生活の基本、ということですね。
さて、2問目はちょっと目先の変わった、マークに関するクイズです。
【問題2】「※(こめじるし)」って外国にもあるの?
記述記号「※(こめじるし)」の説明として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:「※」は日本語表記上のみの記述記号である。
2:「※」は日本以外でも使用されている記述記号である。
3:「※」は国際的には「*(アスタリスク)」と同じ記号、と理解される。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 1:「※」は日本語表記上のみの記述記号である。 です。
「※(こめじるし)」は、日本の「産業標準化法」によって国家標準として定められた「JIS企画(日本産業企画)」の一般記号で、日本語表記上に限定されて使用されている記号です。
国際的にも使用されている「*(アスタリスク)」とは別々のマークですが、
日本国内では、日本固有の「※(こめじるし)」と「*(アスタリスク)」が混同されやすいようです。「アスタリスク」は古代ギリシア語で「小さな星」という意味です。
「※」は、「米(こめ)」という漢字を斜めにしたような形状から「こめじるし」と呼ばれている…と考えられますが、呼称の起源は、実は明確化されていません。
とはいえ、米穀店や、米を原料として醸造する日本酒の酒造のシンボルマークとしても「※」が使用されてきており、「こめじるし」といってこのマークを連想できない日本人はいないでしょう。
記述記号にも「米」と関連するものが浸透している…日本人にとって、やはり「米」は特別な食物なのですね。
本日は、1月17日『おむすびの日』にちなんで、
・飯事(ままごと)
・※(こめじるし)
など、お米に関連する日本語をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱