キャリアコーディネートにも欠かせない花柄ワンピース。1枚着るだけで、会食やイベントなどのさまざまなオケージョンでも華やかさを演出してくれる頼もしい存在です。世界のファーストレディたちも、首相とともに出席するオフォシャルなシーン、個人で登壇するイベントや演説会など、色々な場面で花柄ワンピースを愛用しています。自立した女性ならではの主張あるコーディネートは、ロイヤルレディたちのエレガントなワンピース姿とは180度異なり、アクティブで知的な雰囲気に仕上げるのが共通ルール。
今回はカナダ首相夫人のSophie Gregoire(ソフィー・グレゴワ)さん、フランス首相夫人のBrigitte Macron(ブリジット・マクロン)さん、新アメリカ大統領夫人のJill Biden(ジル・バイデン)さんの3人の、1枚でも主役になれるワンピース選びやスタイルアップ術をクローズアップします。多様なオケージョンで人前に立つファーストレディーたちのこだわりを紐解いていきましょう。
【ソフィー・グレゴワさん】遠目でもボディーラインが美しく見える「メリハリデザイン」でスリム感をアピール
親しみやすい笑顔とさりげなく個性を散りばめたファッションが話題のソフィー・グレゴワさん。首相とともに登壇したイベントでは、ネイビーベースに水彩画タッチで描かれたフラワープリントが印象的なワンピースを着用。全体的に花柄がセンターよりに描かれ、ウエスト周りやスカートの両サイド、バスト脇などは無地に。遠目からの見た目に重きを置いてセレクトしたであろうワンピースは、程よいフィット感と視覚効果でほスレンダーなシルエットに仕上がりました。
足元は明るいイエローのパンプスで全体的に華やかなムードを演出。注目を浴びる機会も多いキャリア女性にも、1枚で主役感が存分に発揮できる、参考にしたいワンピース選びです。
【ブリジット・マクロンさん】「ミニ丈ワンピースとコートの着丈レイヤード」で脚長美脚を強調
ブリジット・マクロンさんは、フランス人マダムらしくエイジレスなミニ丈スカートスタイルがお得意。この日は、裾のカットワークもフラワーモチーフを象った、レースの花柄ワンピースは膝上15cm以上もある大胆なミニ丈姿を披露しました。
キャリア世代にはなかなか難易度の高い丈感ではありますが、膝が隠れる長さのアウターを合わせて上品に仕上げるテクニックなら取り入れられそう。あえて長さ違いのコートを重ねることで、ボディーライン全体をスッキリ整えています。
プリントデザインよりもエレガントな印象のレース素材は、公のシーンで役立つアイテムのひとつ。タイツはほんの少しだけ肌が透ける厚さを選んで、より美脚をアピールしました。全体的にストンとした縦長シルエットをメイクするコーディネートテクニックなので、低身長の方にもオススメです。
【ジル・バイデンさん】上半身をコンパクトに見せる「ミニ丈カーディガン&ジャスト・ウエストマーク」でスタイルアップ
新大統領夫人のジル・バイデンさんも花柄ワンピースを愛するファーストレディーのひとり。シーンに合わせてさまざまな着こなしを披露されていますが、公のシーンでの参考になりそうなのがこちら。
シンプルになりがちなモノトーンの花柄も、大きめなフラワーをセレクトして、記憶に残るスタイルへ。ショート丈のボレロ風カーディガンを羽織ることで、上半身をコンパクトにまとめています。また、ジャスト・ウエストマークテクニックも併用し、腰まわりをスッキリ見せ、さりげなく脚長効果も発揮。
オフィスにはもちろん、会食やパーティーなどにも対応できる華やかなスタイルをマークしておきましょう。
定番のワンピーススタイルも、新しい時代に合わせてアップデートが必須。各国のファーストレディたちの戦略的なワンピース姿を参考に、毎日のコーディネートをアップデートしましょう!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部有希
- EDIT :
- 石原あや乃