「舟」「船」「船舶」「舟艇」…それぞれどんな「ふね」か、わかりますか?
明日・1月18日は『118番の日』という記念日です。
「118番」とは何でしょうか?…「110番=警察」や「119番=消防」と同じ、日本の「緊急通報用電話番号」で、海上での事件や事故を、各海上保安部署にすみやかに通報するための電話番号なのです。
たとえば、釣り人が足をすべらせ、海に落ちる姿を目撃した、不審な船が海に黒い液体を流している…というような海上の事故や事件を通報するのが「118番」です。
…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「釣果」ってなんと読む?
「釣果」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「釣りの成果。獲物。」という意味の言葉です。
<使用例>
「父ったら、釣果がふるわなかったことを知られたくなくて、お魚を買ってきたらしいの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 釣果(ちょうか) です。
「釣(つ)り」という読み方が最もポピュラーなこの漢字の音読みは「釣(チョウ)」です。「釣(チョウ)」は常用漢字表に入っている読み仮名・つまり一般常識ですので、「つりか」などと誤読して恥をかかぬよう、お気をつけください。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「舟艇」ってなんと読む?
「舟艇」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:水墨画の巨匠「雪舟」はなんと読みますか?
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 舟艇(しゅうてい) です。
「ボートのような、細長い形の小さな船」の事です。
「舟」は「手こぎの舟」、「艇」は「細長い小舟」を意味する漢字ですので、「舟艇(しゅうてい)」は「手漕ぎの細長い小舟」という意味です。
エンジンなどの動力付きの「ふね」には、「船(ふね)」の字を使用します。
また「船舶(せんぱく)」という言葉に使用される「舶(はく)」の字には、「舶来」という熟語もあるように、「海を渡る(外国と行き来する)大きな船」を意味します。
さて、『118番』の話題に戻りましょう。
『118番の日』が制定された理由は「認知度の低さ」を解消する、という目的があるようです。
平成12(2000)年から運用開始となった「118番」には、一般認知度が低いため、間違い電話や無言電話が大変多いのだとか。
職員の方が事故の処理について、救助船舶と相談している時に新規のコールが鳴り、人手が足りずに受け付けると間違い電話だった…というような事も、実際に起きたそうです。
このようなアクシデントを無くし、
かつ、私たち自身も、海での思わぬ事態に備えるため、「118番」、しっかりインプットしつつ、周囲にも広めて参りたいですね。
本日は1月18日『118番の日』にちなんで、
・釣果(ちょうか)
・舟艇(しゅうてい)
など、海に関連する日本語クイズをお送りしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:海上保安庁ホームページ
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱