自宅用にはもちろん、ギフト用としても非常に人気の高いホームコレクション。好評のロングラン連載企画「季節を肌で楽しむエルメスの新名品」vol.16では、そのなかから竹製のトレイ「ロッド」3点をご紹介します。
インテリアとしてもトレイとしても楽しめる、アート性と実用性を備えた「ロッド」は、自宅で過ごす時間のクオリティーをより高めてくれることでしょう。
寄木細工のモダンな「竹製トレイ」に息づく、エルメスの職人技
今回フォーカスするエルメスのホームコレクション「ロッド」は、中国製の上質な竹をマルケトリ（伝統的な寄木細工の製法）で仕上げたトレイ。古代ローマ時代の競技場にインスパイアされた、円形のミニマルでモダンなフォルムが特徴です。リング形やサイズ違いなど、異なるデザインの全3点をご紹介します。
部屋に迎えることで、空間が洗練される。木目に癒やされるトレイ３選
和・洋、どちらのインテリアにもマッチする万能なインテリア
最初にご紹介するのはリング形。「ロッド」シリーズに共通する魅力は、中国や日本に縁の深い竹を使用することで、モダンなデザインに温もりや有機的な素材感がうまれている点。和室や洋室など、テイストに関わらずさまざまなインテリアにマッチします。
高度な技術を必要とするマルケトリ（寄木細工）も、「ロッド」が醸し出す温かみのある印象に一役。エルメスではこれまでにもジュエリーや時計の装飾などにマルケトリを使ってきました。熟練の職人たちによる手仕事が、固さのある竹に優美な丸みと豊かな表情をうみだします。
上から見るとブロック状、サイドから見ると縦縞状と、角度によって異なる印象が楽しめる点も特筆。天然素材とマルケトリのなせる技ですね。表面にニスを塗り、なめらかな質感に仕上げているのもポイントです。ミニマルでモダンなデザインとクラフツマンシップが融け合う、エルメスならではの製品です。
どう活用するかは持ち主次第！楽しみが広がるシンプルなデザイン
次にご紹介するのはよりシンプルな円柱タイプ。先に登場したリング形を含め、「ロッド」はそのままオブジェとしてディスプレイするもよし、アクセサリーやフルーツなどを飾ってもよし。活用法は持ち主のインテリアや感性次第。テーブルのほか、エントランスやキャビネットなどにディスプレイするのもおすすめです。季節や気分によって置く場所や使い方を変えてみるのも楽しいですね。
マルケトリに加えて、ミニマルなデザインにアクセントを与えているのが「ロッド」全品にあしらわれているレザーパッチ。上質なレザーカーフ製で、メゾンのロゴが刻印されています。色も有機的な素材感も竹に馴染む、ナチュラルでさりげないディテールです。
最後にご紹介するのは、先の「ロッド」（MM）よりも小ぶりで、高さのあるタイプ。単品での使用はもちろん、サイズ違いでそろえたりリング形と組み合わせてスタイリングしたりするもおすすめです。
自宅で過ごす時間が増え、「おうち時間」をより上質なものにしたいとお考えの方が多いことでしょう。今回ご紹介した「ロッド」は、エルメスのほかの製品と同様、シンプルで飽きのこない洗練されたデザイン、職人技がうむ温かみのある表情が特徴です。アート性と実用性を備えたほかにないオブジェは、自宅でのひとときを美しく、そして豊かに彩ってくれるはずです。
※掲載した商品はすべて税抜です。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- 木村 慎
- WRITING ：
- 門前直子
- EDIT ：
- 石原あや乃
