タフでオフロード走破性に優れ、シンプルな構造からメンテナンスも容易なクロスカントリー4WDの代名詞、初代『ディフェンダー』。1948年に誕生したときは、その名も『ランドローバー』であり、プレミアムSUVの『レンジローバー』シリーズや『ディスカバリー』も、すべてはこのクルマがルーツだ。
都会に生きる男の野性を着こなしで表現
そんな歴史的名車の最新世代のスタイリングは、初代の雰囲気を色濃く残しながらも、シンプルな面構成で力強さにあふれた、モダンなデザインで構成されている。従来型と比べると、オンロードでの乗り心地は比べ物にならないほど快適で、ハンドルさばきも軽い。
とはいえ『ディフェンダー』は、ミルスペックのウエアを雰囲気だけ街着に落とし込んだものとは次元が違う。電子制御フルタイム4WDは簡単操作であらゆる地形に対応し、水の中でも最大深度90㎝まで走れる〝本物〞なのだ。
このクルマに乗って、実際に過酷な冒険へ挑むオーナーは希少だろう。それでも日常では明らかにオーバースペックなアイテムを身につけることが、密かな優越感につながることは、メンズプレシャスの読者ならご存知のはず。『ディフェンダー』はそんな男心を満たす、最高のギアであり、ウエアなのだ。
だから、ここでの着こなしは、ヘビーデューティに傾倒しないことが重要。ミリタリーやアウトドアのテイストをモダンに表現した、ジョルジオ アルマーニのカシミアコートなら、都会に生きる男の野性を洒脱に醸し出せる。
Land Rover Defender 110SE
ボディサイズ:全長4,945×全幅1,995×全高1,970mm
車両重量:2,240~2,280kg
エンジン:直列4気筒ターボ
総排気量:1,995cc
最高出力:221kW(300ps)/5,500rpm
最大トルク:400Nm/1,500~4,000rpm
トランスミッション:8速AT
車両本体価格:¥ 6,654,545(ランドローバーコール)
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MNE'S Precious2021年冬号より
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- 平郡政宏
- STYLIST :
- 大西陽一(RESPECT)
- HAIR MAKE :
- MASAYUKI(the VOICE)
- MODEL :
- Daisuke
- EDIT :
- 櫻井 香