愛らしい表情やおちゃめな行動で癒やしてくれるだけでなく喜びや悲しみにも寄り添ってくれる唯一無二の存在。ペットは家族の一員であり、相棒であり、よき理解者でもあります。

雑誌『Precious』2月号では、「温かな時間流れる、『ペットと暮らす家』」企画を展開中です。互いの深い愛情が感じられる素敵な家を取材するほか、愛するペットのためのプレシャスなアイテムもご紹介します。

本記事では、料理家 行正り香さんの家をご紹介。北欧モダンのインテリアやアートが心地よく配置された居心地のいい家です。

行正 り香さん
料理家
(ゆきまさ りか)福岡県生まれ。広告代理店のCMプロデューサーを経て独立、料理家に。『だれか来る日のメニュー』など著書多数。NHKワールドでは料理番組『Dining with the Chef』のホストを務めるほか、英語音読学習アプリ「カラオケEnglish」の開発も。1月はNHK『趣味どきっ!ステイホームを心地よく... ぬくもりの北欧スタイル』にはナビゲーターとして出演。

「自分がいちばん落ち着く場所だから、鳥たちも楽しそうに飛び回っています」

ヒュッゲとは居心地のいい空間や時間という意味。降り注ぐ光の中、北欧モダンのインテリアやアートが心地よく配置された行正さんの自宅はまさにヒュッゲな家。

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行正さんのことが大好きなハクちゃん。放鳥されているときは、常に行正さんにまとわりついているそう。明るい部屋をより温かい印象にしているのは、ピンクがかったアイボリーの珪藻土の塗り壁とライトブラウンの床。

その中をパタパタッと羽を広げて楽しそうに飛び回る、ブルーとグレーの美しい色の鳥たち…。

「かわいいでしょう? 鳥がいない生活なんて考えられないくらい、私の人生にとって、欠かせないパートナーです」

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トトさんの定位置は窓辺にあるルイスポールセンのフロアライトPH3/2。名作ランプにトトさんのトサカシルエットが映える。
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ハクちゃんは行正さんの手の中に。

小学生のころからずっとインコを飼っていたという行正さん。就職して上京し、ひとり暮らしを始めたときもすぐにコザクラインコを飼い始めたそう。

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チェリー材のピアノはウィルヘルム・スタインベルグ。娘さんがピアノを弾き始めるとトトさんもハクちゃんも大喜び。一緒に歌いだすそう。
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自宅のアクセントカラーのひとつは赤。赤い背景の絵画は画家の野崎義成さんにお願いして描いていただいたもの。
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娘さんの夏休みの工作作品。鳥たちの遊び場所に。
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行正さんの自宅、およびスタジオのペンダントライトはルイスポールセンの『PHアーティチョーク』。「出張先のデンマークでひと目惚れ。大ぶりですが空間を圧迫しない名作デザインです」。ハクちゃんもトトさんも、このライトによくとまっているらしい。

「初代のピーちゃんです。グリーン×ピンクの美しい色で、ちょっといじわるな性格だったからよくケンカしました(笑)。憎まれっ子世にはばかるじゃないですけど、21年とかなり長生きしてくれました」

ピーちゃんが天国へ逝った寂しさのなか出会ったのが、グレーのトサカが麗しいオカメインコのトトさん。1年前にはブルーのコザクラインコ・ハクちゃんが加わりました。

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いたずら好きのハクちゃん。撮影スタッフの頭上にも飛び乗って愛嬌をふりまいてくれました。
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骨董市や旅先で買い集めた花瓶。「カーブの美しいものが好き。今ではハクの絶好の遊び場です」

「もの静かなトトと社交的なハク。表情が豊かで行動もおもしろく、ずっと見ていても飽きません。仕事中にちょっかいを出してきたり、いたずらをしてきたかと思えばそっと寄り添ってくれたり、歌を歌ってくれたり。

一緒にいるととにかく楽しくて。小さくても、家族と生活に癒しと楽しさをもたらしてくれ、空間を明るく彩ってくれる大切な存在です」

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絵画×植物。セットで置くと互いに引き立つ。
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玄関を入ってすぐの棚の上にはふっくらとした愛らしい鳥のオブジェが。アートディレクターである元の会社の上司がつくったものだそう。
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パークハイアット東京のライブラリーを参考にしたという自宅のライブラリー。大人の空間。
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ハクの遊び用ブランコ

行正さんのHouse DATA

●家族構成…夫と子供2人、愛鳥2羽
●住んで何年?…21年
●愛鳥アイテム…ハクの遊び用ブランコ。以前飼っていたインコのお下がりで20年以上の年季もの。

PHOTO :
長谷川 潤
EDIT&WRITING :
田中美保、古里典子(Precious)