愛らしい表情やおちゃめな行動で癒やしてくれるだけでなく喜びや悲しみにも寄り添ってくれる唯一無二の存在。ペットは家族の一員であり、相棒であり、よき理解者でもあります。
雑誌『Precious』2月号では、「温かな時間流れる、『ペットと暮らす家』」企画を展開中です。互いの深い愛情が感じられる素敵な家を取材するほか、愛するペットのためのプレシャスなアイテムもご紹介します。
本記事では、料理家 行正り香さんの家をご紹介。北欧モダンのインテリアやアートが心地よく配置された居心地のいい家です。
「自分がいちばん落ち着く場所だから、鳥たちも楽しそうに飛び回っています」
ヒュッゲとは居心地のいい空間や時間という意味。降り注ぐ光の中、北欧モダンのインテリアやアートが心地よく配置された行正さんの自宅はまさにヒュッゲな家。
その中をパタパタッと羽を広げて楽しそうに飛び回る、ブルーとグレーの美しい色の鳥たち…。
「かわいいでしょう? 鳥がいない生活なんて考えられないくらい、私の人生にとって、欠かせないパートナーです」
小学生のころからずっとインコを飼っていたという行正さん。就職して上京し、ひとり暮らしを始めたときもすぐにコザクラインコを飼い始めたそう。
「初代のピーちゃんです。グリーン×ピンクの美しい色で、ちょっといじわるな性格だったからよくケンカしました(笑)。憎まれっ子世にはばかるじゃないですけど、21年とかなり長生きしてくれました」
ピーちゃんが天国へ逝った寂しさのなか出会ったのが、グレーのトサカが麗しいオカメインコのトトさん。1年前にはブルーのコザクラインコ・ハクちゃんが加わりました。
「もの静かなトトと社交的なハク。表情が豊かで行動もおもしろく、ずっと見ていても飽きません。仕事中にちょっかいを出してきたり、いたずらをしてきたかと思えばそっと寄り添ってくれたり、歌を歌ってくれたり。
一緒にいるととにかく楽しくて。小さくても、家族と生活に癒しと楽しさをもたらしてくれ、空間を明るく彩ってくれる大切な存在です」
行正さんのHouse DATA
●家族構成…夫と子供2人、愛鳥2羽
●住んで何年?…21年
●愛鳥アイテム…ハクの遊び用ブランコ。以前飼っていたインコのお下がりで20年以上の年季もの。
- PHOTO :
- 長谷川 潤
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、古里典子(Precious)