「双ぶ」ってなんと読む?「ふたぶ」ではないですよ!似ています!
明日は2月5日ですね。「2(ふた)5(ご)」の語呂合わせで、過去に「ふたごの日」として記念日登録されたり、関連イベントが行われたりしていたようです。
本日はまず、「双」という字の難読クイズからお送りしましょう。
【問題1】「双ぶ」ってなんと読む?
「双ぶ」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「同じようなものが二つ揃う。二者の才能などが匹敵する」という意味を持つ言葉です。
<使用例>
「AさんとBさん、タイプは違えど実力は双ぶ二人のうち、どちらをチームリーダーにすべきかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすと、正解が出て参ります。
正解は… 双(なら)ぶ です。
「並(なら)ぶ」ですと、単純に「列などを作って位置している」状態を表しますが、
「双ぶ」は、能力などが「匹敵する二者が揃っている」状態を指します。
「無双(むそう)」といえば「並ぶものが無いほど秀でた存在」を表しますよね?
…というところで、2問目のクイズです。
【問題2】「両手」って「りょうて」以外になんと読む?
「両手」の「りょうて」以外の読み方をお答えください。
ヒント:意味は「りょうて」と読む場合と同じ「両方の手」ですが、この読み方の場合は、「双手」「諸手」という表記もできます。
<使用例>
「この企画、とてもよく練られているって、部長が両手を挙げて推してくださったわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 両手(もろて) です。
「もろて(両手/双手/諸手)を挙げる」という慣用句、「無条件に、または積極的に賛成する」という意味で、よく使われていますよね?
前述のとおり「もろて」には3種類の表記があり、特に「両手を挙げて」という表記に関して、慣用句として使用されているのに「りょうてを挙げて」と呼んでしまう間違いが多いようですので、クイズとしてピックアップしてみました。
例文のように「部長が両手を挙げて」という表現では「りょうて」と読むのは不自然…と、文脈からの判断が必要になりますので、お気をつけください。
ちなみに「双手」という表記には「もろて」のほか「そうしゅ」という読み方もあり、この場合の「双」という字の意味は「対(つい)の」になります。「双」という字は、「(能力などが)匹敵する二者が揃っている」のほか、単純に「対(つい)。ペア。」という意味でも使用されます。
本日は、
・双(なら)ぶ
・両手(りょうて/もろて)
など、二つ並ぶものに関する日本語をピックアップしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱