世界中のあらゆる国で愛されているモンブランの筆記具。シンボルはトップにあしらわれた白い星型のブランドエンムブレム。使い手の生涯にわたってのパートナートとなるべく、最高の素材をつかい、熟達したクラフツマンたちの手によって完成されている。そんなモンブランの筆記具の中でも、特別な存在として位置付けられているのが「モンブラン ハイアーティストリー エディション」。
そのコレクションは大変高額で、しばしば、「書く宝石」と評される。宝石やゴールドなどの希少な素材と、高度なクラフツマンシップを結集して作られる限定版で、毎回、歴史、文学、音楽など、古今東西の文化や芸術からテーマが設定される。2021年のモンブラン ハイアーティストリー エディションとして発表されたコレクションのテーマは「万里の長城」。ここからは、その、めくるめく眼福の世界へと誘おう。
「モンブラン ハイアーティストリー 万里の長城」はまさに芸術品
モンブラン ハイアーティストリー エディションの2021年新作は「万里の長城」からインスパイア。中国の伝統工芸と古代文明にスポットを当てながら、「万里の長城」の建設に携わった明・漢・秦、各時代の王朝をテーマに、5つのコレクションで構成されている。
どのエディションにも、金細工、手彫り、ラッカー塗装、エナメル、刺繡、貴石のセッティング、金属のスケルトン彫刻などが施してあり、多様な形式の古代の職人技が生き生きと蘇る様を見てとることができる。
全体的な形状は書道の筆から発想を得ているが、先端が45°に湾曲したペン先を備えているため、毛筆のように、角度によって様々な太さの線を書き分けることができる。この新技術はモンブランが初めて採用したもので、搭載した手作りの18Kソリッドゴールドのペン先には、万里の長城の3Dレリーフが施されている。
では、5つのエディションそれぞれの一番の特徴のアピールと、絢爛たる姿を披露しよう。
希少素材と、高度なクラフツマンシップを結集して作られた5つのエディション
■1:リミテッドエディション1「インペリアル」
■2:リミテッドエディション5 「インペリアル」
■3:リミテッドエディション10
■4:リミテッドエディション88
■5:マイスターシュテュック スケルトン リミテッドエディション333
日本円にして2億円を超える唯一無二のエディションを頂点に、トータルで世界限定437点のゴージャスな筆記具たち。モンブランだから成し得た高い芸術性は後世まで伝えられるに違いない。
問い合わせ先
- TEXT :
- 堀 けいこ ライター