ピンクで春をまとう。甘くなりすぎない大人にちょうどいいバランスは？

春らしいことはもちろん、ピンクは今年のトレンドカラーでもあります。

糖度が強すぎず、大人にとって好都合なピンクの着こなし術をチェックしてみましょう。

■１：キャロライン・ダウアは…小物でさりげなく、けれど鮮度抜群

濃いピンクのパンプスなら、小さい面積ながらも鮮度を宿すに威力抜群。

ドイツ出身、人気インフルエンサーのキャロライン・ダウアは、参考にしやすいピンク小物のコーディネートを披露しました。

パリッとした白シャツにビッグカラーの黒ジャケットというトラッドな着こなしには、ブルーデニムパンツを合わせることで適度にカジュアルダウン。すっきりとしたシルエットのデニムパンツを選ぶことで、ルーズになりすぎずきれいめな印象は損ないません。

そこに、ビジュー付きのヴィヴィッドなピンクパンプスを合わせ、コーディネートの鮮度を引き上げることに成功。マットなツヤ素材がリッチなムードも醸します。

ピンクに親しみ慣れていない方でも、こんなふうに小物で取り入れるなら挑戦しやすいです。

■２：ファンダ・クリストファーセンは…くすみカラーでピンクのハードルを下げる

ピンクと赤の同系色なら、一体感のある絵になるスタイルに。

コペンハーゲンにて、ヴィンテージや近代アーティストのインテリア小物、家具を扱うブランド『RUBY ATELIER』を創業、そしてクリエイティブディレクターを務めるファンダ・クリストファーセン。大人の品を醸すくすみカラーを使って、ピンクを身近な存在に。

薄手ニットトップスとロングスカートのシンプルな組み合わせが絵になるのも、くすみカラーで統一したピンクと赤のキャッチーな色合わせだから。鮮やかカラーでは難易度が高いところ、くすませることで大人らしさと品の良さを両立することができます。また、スカートのツヤ素材が立体感に貢献し、シンプルな上下がのっぺりしません。

足元にはラウンドの装飾が施されたモダンなポインテッドトゥパンプスを迎え、スタイリッシュにまとめあげていました。

■３：マリーナ・ラルードは…ぱきっとしたコントラストでモードに導く

強めのコントラストに任せて、シンプルな上下にモード感を宿して。

NYにて、自身の名を冠したシューズブランド『Larroudé』を手掛ける他、ファッションディレクターとして活動するマリーナ・ラルード。ぱきっとした色同士をぶつけ、シンプルながらもモードなセンスが光る着こなしを見せました。

彼女が選んだのは、はっと目を奪われる鮮やかなピンクのニットプルオーバー。目を引く色だからこそ、パンツとのシンプルワンツーでミニマルに。パンツは、混じり気のない真っ白なデニムパンツを選ぶことで、コントラストと春らしい軽快さを手に入れています。

小脇に抱えたクラッチバッグもピンクで統一しつつ、ビジューのモチーフピアスを添えることで物足りなさをなくしています。

この春挑戦したい、ピンクを使ったコーディネートをお届けしました。

主張が強かったり、甘くなりすぎる印象がありますが、着こなし次第で大人だからこそ似合うカラーにもなります。是非ご紹介した３人のセレブを参考に、ピンクコーディネートを満喫してみてくださいね。