「炭櫃」ってなんと読む?「すみびつ」ではないですよ!今、知っておきたい言葉です!

明日・3月25日は『電気記念日』です。

明治11(1878)年3月25日、東京・虎ノ門で行われた電信中央局の開業パーティーで、日本初の電灯と言われる、50個のアーク灯が点灯されたのだとか。

初めての電灯の光を目にした人々の感動、素晴らしかったでしょうね!

アーク灯は、その後エジソンが発明し台頭する白熱灯ほどは光源の明度や耐久性はありませんでしたが、放電した光源を反射させて明るさをアップさせるなど、さまざまな工夫をこらされ、活躍したようです。今はすっかり便利な世の中ですが、この当時の人々の創意工夫の精神、ぜひ見ならいたいですね。

アーク灯は、電極として炭素棒を多く用いていた、という部分にちなんで、本日は「」という字の入った難読クイズをお送りします。

【問題1】「炭櫃」ってなんと読む?

「炭櫃」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「いろり、炉。または、四角い据え火鉢」のことです。

<使用例>

「古民家を利用したお宿に宿泊したら、炭櫃で沸かしたお茶を入れて頂いて、とても素敵だったわ。」

「○○○」と読み仮名3文字です。
「○○○」と読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 炭櫃(すびつ) です。

「すみびつ」ではなく「すびつ」と読みます。
「すみびつ」ではなく「すびつ」と読みます。

古民家を改装したカフェやお宿、とても素敵ですよね?また、現在はテレワーク率の向上により、郊外に拠点を探される方が古民家の購入を検討されるシーンも多そうです。

「囲炉裏(いろり)」という言葉は比較的よく知られていますが、「炭櫃(すびつ)」というボキャブラリーを持っていると、いにしえの日本に関する造詣が感じられて、とても素敵だと思います。

…さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「炭団」ってなんと読む?

「炭団」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「炭の粉をこねて球状に固めた燃料」「相撲の黒星の俗称」などを意味する言葉です。

<使用例>

「グランピング施設に炭団が用意されていて、ゆっくり火を入れたシチューがとても美味しかったわ!」

「○○○」と、こちらも読み仮名3文字です。
「○○○」と、こちらも読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 炭団(たどん) です。

俳句の冬の季語にもなっている、昔はお馴染みだった燃料の名前です。

「炭団(たどん)」という燃料、みなさま、ご存知でしょうか?

木炭製造時にどうしても出てしまう、細かいかけらや粉状の炭を、廃棄せずに練って丸く固めた、大変エコな燃料です。火力は弱く、種火の状態で1日でも燃焼しつづける特性から、昔はこたつの熱源や、コトコト煮るスローフードの調理に、よく用いられていたのだそう。

「サステナブル」という意識が注目されている現代、こうした、古き良きものにも目を向けたいですね。

本日は、3月25日『電気記念日』のトリビアをご紹介しながら、「」という字の入った難読クイズで

・炭櫃(すびつ)

・炭団(たどん)

など、古き良きものについての日本語をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:総務省統計局ホームページ
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ILLUSTRATION :
小出 真朱