「改竄」ってなんと読む?「かいねずみ」ではありません。絶対知っている言葉です!
明日は4月1日、新年度の始まりですね。
新年度と言えば、さまざまな事柄が改まるタイミング…ということで、1問目のクイズは「改」という字の入った難読クイズです。
【問題1】「改竄」ってなんと読む?
「改竄」の読み方をお答えください。
ヒント:「文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと。」という意味を持つ言葉です。
<使用例>
「清廉潔白なイメージの人だったのに、公文書改竄に関係していたなんて、失望したわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 改竄(かいざん) です。
「改ざん」と、平仮名まじりで表記される例が増えていますが、すべて漢字で書くと「改竄(かいざん)」です。
「竄(ざんん)」と言う字を「鼠(ねずみ)」とカン違いし「かいそ」と誤読する例が多いようですので、お気をつけください。
「竄」の字は「書きかえる」「追放する」「逃げ隠れる」などの意味を持ちます。
…さて、4月1日と言えば「エイプリル・フール」でもありますね。「罪のない噓をついても良いとされる日」ですが、「万愚節(ばんぐせつ)」「愚人節(ぐじんせつ)」とも呼ばれます。
本日の2問目は「愚」という字入った難読クイズと参りましょう。
【問題2】「愚禿」ってなんと読む?
「愚禿」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「僧侶が自分を謙遜して言う言葉」「親鸞(しんらん)の自称」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「親鸞ほどの高僧が、自らを『愚禿』と言ったなんて、謙虚なお人柄だったのね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 愚禿(ぐとく) です。
「愚(おろ)か」と「禿(はげ)」が合わさった、ちょっとショッキングな熟語ですが、僧侶が謙遜して言う一人称だとは、頭が下がりますね。
特に、浄土真宗の開祖と言われる親鸞聖人(しんらんしょうにん)の自称、という意味もあります。親鸞は、師と仰いだ法然(ほうねん)の教えを熱心に説くうちに、自らが開祖と呼ばれる形になってしまった…という経緯を持つ僧で、大変謙虚な人物像が語り継がれています。
本日は、4月1日にちなんだ漢字「改」「愚」の入った難読クイズで
・改竄(かいざん)
・愚禿(ぐとく)
という日本語の読み方をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱