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大人のブラウスコーデで、清潔感も女らしさも品よくリッチに楽しみたい


ブラウスには不思議な力があります。たとえば艶やかで、肌の上を滑るようにドレープがやわらかに流れ落ちるシルクのボウブラウス。眼福ともいうべき優美な1枚に心ときめかせながらそでを通すたび、その華やかさと匂い立つような色香に女性であることが覚醒されるのです。もしもカジュアルな着こなしばかりしていたら、ブラウスの思いがけない迫力と品格に圧倒され、気後れしてしまうかもしれません。一枚の美しいシルクのブラウスを堂々と着こなすことができるならば、大人の女性として、誇らしく思うべきでしょう。たおやかな佇まいや、気品あるしぐさを誘うブラウスのエレガンスに匹敵する女性でありたい。おしゃれの経験を積んだ大人の女性ならきっと、極上のブラウスが放つ特別な麗しい光沢も肌をヴェールで包むような透明感も襟元の華やぎも、手の込んだ刺しゅうの贅沢さも…、すべてをさりげなく自分自身のものにできるはずです。

大人の女だけのノーブルな気品をブラウスが際立たせて…

ブラウス・スカート・バッグ(ジバンシィ表参道店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート・バッグ(ジバンシィ表参道店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2020年

前身ごろに連なるくるみボタンから、ネックラインを覆うハイカラー、肩にギャザーの寄ったパフスリーブまで…クラシカルな美しさを印象づけるシルクブラウス。ノーブルなたおやかさが感じられる正統感のある淡いピンクのブラウスは、会食の席にも映える品格が漂います。大人の女性なら、ヘアスタイルをすっきりとさせ、凛と着こなすのが気分。

コーディネートが楽しい!大人には「ノースリーブブラウス」がおすすめ

キャリア女性の着こなしにとって大切なのは、シーンレスで映えるきちんと感や、相手に与える信頼感。そこで、シンプルでいて華があり、春から夏まで楽しめる「ノースリーブブラウス」の威力に注目しました。春先はカーディガンやジャケットのインナーとして装いに奥行きを与える「名脇役」に。日差しが強くなる季節が到来したならば、装い「主役」として活躍する「ノースリーブブラウス」。シルク素材やボウタイ付きといった、オンタイムにも会食シーンにも映える一枚をご紹介します!

■ノーブルな美しさが際立つベージュのブラウスは甘さ控えめの配色で楽しむ

ブラウス・ジャケット・パンツ・バッグ(ジョルジオ アルマーニジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)ピアス・バングル・リング(TASAKI) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・ジャケット・パンツ・バッグ(ジョルジオ アルマーニジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)ピアス・バングル・リング(TASAKI) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

華やかなノースリーブブラウスを主役にする日は、センタープレスのきいたチャコールグレーのパンツを合わせて、ハンサムなエッセンスを加えれば、オフィスにも映える知的スタイルが完成。首元からフロントにかけてのフリル使いや、たおやかなシルクのピンクベージュが、別格の気品をもたらします。

■ボリュームのあるボウが視線を集めるブラウスと、旬カラーのボトムで溌剌と

ブラウス(ストラスブルゴ)、カーディガン(スローン)、パンツ(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、ピアス・リング(エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉)、バングル(エストネーション〈ファリス〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス(ストラスブルゴ)、カーディガン(スローン)、パンツ(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、ピアス・リング(エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉)、バングル(エストネーション〈ファリス〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

きちんと感と清潔感を備え、ボリュームのあるボウが視線を集めるネイビーのノースリーブブラウスは、シルクのしなやかさとコットンのハリ感が絶妙にブレンドされた一枚。フレッシュなミントグリーンのパンツを合わせれば、春らしい生き生きとした表情が生まれて。

■ブラウスとリネン混のジャケットの色味を統一しオンスタイルに磨きを

ブラウス(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ジャケット(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、パンツ(Vince 表参道店)、ネックレス ,000(ミスイ 伊勢丹新宿)、バングル(エストネーション〈アンコモン マターズ〉)、ベルト(エリオポール代官山〈メゾン ボワネ〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ジャケット(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、パンツ(Vince 表参道店)、ネックレス ,000(ミスイ 伊勢丹新宿)、バングル(エストネーション〈アンコモン マターズ〉)、ベルト(エリオポール代官山〈メゾン ボワネ〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年

ブラウスとリネン混のジャケットの色味をアースカラーで統一して、ONスタイルに磨きを。オフホワイトに近い明るいベージュに深めのVネックが、洗練へと導きます。濃厚なブラウンのパンツで引き締めたら、鮮やかなイエローのヒール靴で春らしい演出を。

■深みあるカーキをまとえばコンサバに終わらず、かっこよくて品がある装いに

ブラウス・スカート(マディソンブルー)、カーディガン(スローン)バングル(ホアキン・べラオ)、バッグ・チャーム(デルヴォー・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(マディソンブルー)、カーディガン(スローン)バングル(ホアキン・べラオ)、バッグ・チャーム(デルヴォー・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年

深みあるカーキをまとえばコンサバに終わらず、かっこよくて品がある装いに。カーキのノースリーブブラウスなら、コクのある色味や、細めに設定されたボウタイでスマートな印象が楽しめます。コットンやシルクが混紡された肌触りのいい一枚は、シーズンレスで活躍。これに、キャリア服の定番ともいえる、黒のタイトスカートと合わせてキレ味よく。発光するほどに鮮やかなライムグリーンのバッグを仕上げに添えて、清々しい春の装いへ。

ブラウスは「ワントーン」着こなしで、素敵印象を残す!

今、センスのいい人がこぞって注目する、ニュアンスカラーでつくる「ワントーン」の着こなし。プルオーバーやシャツカラー、半そでタイプと、お気に入りのブラウスを見つけたならば、ボトムまで同じ色でそろえて、洗練された「ワントーン」スタイルに挑戦してみましょう。色数を抑えたぶん、ブラウスの上質感やフォルムが際立つので妥協は禁物。シンプルでも華やかな素材やディティール使いを選ぶのが重要なポイントです。

■グレージュ…凝ったディティールでリズムカルに

ブラウス・スカート(ボウルズ〈ハイク〉)、イヤーカフ(エストネーション〈ファリス〉)、ペンダント(エドストローム オフィス〈シャルロットシェネ〉)、バッグ(マルベリージャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(ボウルズ〈ハイク〉)、イヤーカフ(エストネーション〈ファリス〉)、ペンダント(エドストローム オフィス〈シャルロットシェネ〉)、バッグ(マルベリージャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

ブラウスをワントーンで着こなしたスカートスタイル。こちらは絶妙なグレージュのワントーン。たっぷりとした量感や、そで口のプリーツにモードが宿るブラウス。極細のプリーツが繊細な陰影を奏でる、同素材のスカートを合わせて、ワンランク上のセンスを香らせて。

■スモーキーブルー…上質シルクの艶でブルーを大人の表情に

ブラウス(三喜商事〈ハイダー アッカーマン〉)、カーディガン・パンツ(Theory luxe)、ピアス・バングル(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス(三喜商事〈ハイダー アッカーマン〉)、カーディガン・パンツ(Theory luxe)、ピアス・バングル(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

ブラウスをワントーンで着こなしたパンツスタイル。こちらはスモーキーブルーのワントーン。高貴な雰囲気を漂わせるブルーサテンのブラウスは、比翼仕立てなので、華美になりすぎず、すっきりと着こなせます。涼やかな印象のブルーは肌色に透明感をもたらす、うれしい効果も。このブラウスに、細身の足首見せパンツと寒色系と相性のいいシルバー小物をちりばめて、スタイリッシュに! 

■エクリュ…たおやかな淡色で優しげなオーラを

ブラウス・ジャケット・スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(アイヴァン PR〈アイヴァン〉)、ピアス(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・ジャケット・スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(アイヴァン PR〈アイヴァン〉)、ピアス(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

ブラウスをワントーンで着こなしたスカートスタイル。こちらはエクリュのワントーン。白とベージュのよさを両方兼ね備えたエクリュのシルク混プルオーバーブラウスは、肌をトーンアップさせる効果も。同色のジャケットを肩からはおることで、淡色に奥行きが生まれて。

■ネイビー…上質シルクの艶でブルーを大人の表情に

ブラウス・パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ピアス・ブレスレット(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ピアス・ブレスレット(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

体を締め付けないテントラインのシルエットでありながら、比翼仕立てのシャツ襟で、キリッとした表情も期待できるネイビーのブラウス。細身の足首見せパンツを合わせてすっきりと。エメラルドグリーンのワンハンドルバッグが、ネイビーの着こなしを平坦に見せないポイントに。

■モノトーン…70年代調のプリントで縦ラインを強調して

ブラウス・スカート(エストネーション〈ラ プレスティック オースティン〉)、ジャケット(エイトン 青山)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(エストネーション〈ラ プレスティック オースティン〉)、ジャケット(エイトン 青山)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

70年代調のプリントで、縦ラインを強調したブラウス×スカートのセットアップ。ボウブラウスは、幸運への鍵をプリント柄にしたウィットが光る一枚。ボウタイ部分はドット柄があしらわれ、揺れるたびにリズミカルな印象をもたらしてくれます。セットアップで楽しめるスカートを合わせて、クラシックなムードを楽しみたい。

■オリーブグリーン…春の日差しに似合う旬カラーを軽快に

ブラウス・パンツ(ブラミンク)、ペンダント・バングル(ホアキン・ベラオ)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・パンツ(ブラミンク)、ペンダント・バングル(ホアキン・ベラオ)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

オリーブグリーンのブラウス×細身パンツのワントーンコーディネート。ゼブラ柄のバッグやボリュームのあるバングルで、キレ味よく仕上げると、オリーブグリーンの配色にメリハリが生まれます。辛口な色だからこそ、タックが施されたブラウスも、モダンな印象に。

■ブリックレッド…透け感ブラウスでセンシュアルな魅力を

ドゥロワーのブラウス・スカート・ジャンヴィト ロッシの靴(ドゥロワー 六本木店)、ピアス(エストネーション〈ファリス〉)、ストール(RHC ロンハーマン〈スロー〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ドゥロワーのブラウス・スカート・ジャンヴィト ロッシの靴(ドゥロワー 六本木店)、ピアス(エストネーション〈ファリス〉)、ストール(RHC ロンハーマン〈スロー〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

ブリックレッド(赤レンガ色)のブラウスとスカートのワントーンコーディネート。ドレープが美しい陰影を落とす、コットンシルクのブラウスで、艶めきを演出。こっくりとした色味だからこそ、初夏に楽しむときには、PVCのヒール靴で足元を軽やかに仕上げて。

「水玉モノトーン」ブラウスでモードな女らしさを!

水玉は流行を超えて永遠に愛されるモチーフ。シンプルな柄なので実際にコーディネートがしやすいのも人気の理由。今季も多くのブランドで水玉のアイテムが見られます。ただ、女らしいブラウスで取り入れる場合、かわいらしさが強調されてしまいがち。大人の女性には、やや辛口にモノトーンでまとめることをおすすめします。今どきのゆったりとしたシルエットと、モード感のある黒ベースの水玉を選びのポイントに。さらにラグジュアリーなコーディネートで差をつけます。

■深めのV開きが女らしいクラシックなブラウスでクールな色香が漂う

シルクのブラウス・スカート・ピアス・時計・バッグ『シシリー 62』(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/CHITO(THE OCTOPUS) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
シルクのブラウス・スカート・ピアス・時計・バッグ『シシリー 62』(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/CHITO(THE OCTOPUS) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

深めのV開きが女らしいクラシックなブラウスでクールな色香を漂わせた、モノトーンのスカートスタイル。主役は、黒地に大粒のドットがゆとりのある間隔で配されたクラシックなボウブラウス。胸元の開きが抜け感を生んで、優雅なドレープとともに、まとうだけで上品な女らしさがあふれます。定番人気の端正なレースのタイトスカートとも、水玉ブラウスは好相性。水玉の愛らしさとレースの研ぎ澄まされた美しさが、女らしさの幅広い魅力を表現してくれます。ワンハンドルバッグで端正に。

■存在感のあるモードな水玉ブラウスをタキシードパンツでドレスアップ

ブラウス・スカーフ・パンツ・バッグ『ケイト』・ピアス(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/CHITO(THE OCTOPUS) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・スカーフ・パンツ・バッグ『ケイト』・ピアス(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/CHITO(THE OCTOPUS) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

存在感のあるモードな水玉ブラウスを、タキシードパンツでドレスアップ。水玉にあえて星モチーフのボウを結ぶ、遊び心のあるアレンジが楽しい。側章付きのタキシードパンツに、ゴールドが煌くクラッチ風ショルダーバッグを合わせて小粋なドレスアップを。ブラウスは、手描きのようなやや不規則なあしらいのオフ白ドットが優しい表情。小さめのシャツ襟に、しなやかなシルククレープデシン素材が女らしさを感じさせて。

■シルクのハリと光沢に白ドットが鮮やかに映える華やぎモノトーン

ブラウス(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、パンツ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈イウエン マトフ〉)、ピアス・リング ・時計(ショーメ)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/CHITO(THE OCTOPUS) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、パンツ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈イウエン マトフ〉)、ピアス・リング ・時計(ショーメ)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/CHITO(THE OCTOPUS) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

シルクのハリと光沢に白ドットが鮮やかに映える華やぎモノトーンコーデ。程よいハリと美しい艶で、シルエットを際立たせるシルクツイルの水玉ブラウスは、スリットの入ったフレアスリーブからのぞく華奢な手元にも、女らしい華やぎが。上品なオフホワイトのパンツとバッグに、ゴールド小物を効かせた優雅な雰囲気にまとまります。

大人の「定番カラー別」おすすめブラウスコーデ


やっぱり使える大人の定番カラー「白、黒、ネイビー、ベージュ」。ブラウスもこの4大ベーシックカラーがあればデイリーに取り入れやすく、これみよがしではないのに華やかな佇まいが完成します。清潔感のある白、モードで辛口な黒、知的なネイビー、女らしく品のあるベージュ…それぞれに持つイメージが異なるベーシックカラーの色別に、おすすめコーディネートをまとめてみました。

「白ブラウス」のおすすめコーデ

■魅惑的なグリーンと爽やかな白の配色に徹して夏に映えるすっきり感を演出

パンツ(Theory luxe)、ブラウス(ブラミンク)、サングラス(アイヴァン PR)、ベルト(アノア〈セミクチュール〉)、リング/大・小(ポメラートブティック 銀座店)、バッグ ,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(Theory luxe)、ブラウス(ブラミンク)、サングラス(アイヴァン PR)、ベルト(アノア〈セミクチュール〉)、リング/大・小(ポメラートブティック 銀座店)、バッグ ,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

クチュール感のあるコットンシルクの白ブラウスは清潔感たっぷり。さらにバッグや靴、ベルトまで白でそろえたすっきりとした配色に、パンツのグリーンが引き立ちます。マラカイトのように深みのあるグリーンはトレンドカラーのひとつ。旬色を思いきってパンツで取り入れることで、いきいきとした印象を手に入れて。

■胸元のタックがフェミニンなブラウスにはきちんと感のあるグレーパンツを

パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、サンダル(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ブラウス(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND collection〉)、ピアス・ブレスレット(ダミアーニ 銀座タワー)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、サンダル(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ブラウス(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND collection〉)、ピアス・ブレスレット(ダミアーニ 銀座タワー)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

胸元にあしらわれたタックデザインがかわいらしいノースリーブブラウスには、ストイックなスティックパンツで甘さを調整。流行に左右されない端正なグレーのスティックパンツに、甲をたっぷりと覆うフリンジリボンがあしらわれたサンダルで着こなし鮮度をアップ。

■トレンドを意識しながら、きちんと感も見事に表現

スカート(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、コート(ebure)、ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉)、バッグ(エリオポール代官山〈ザンケッティ〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
スカート(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、コート(ebure)、ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉)、バッグ(エリオポール代官山〈ザンケッティ〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

トレンド感も華やかさも楽しみたい、おしゃれな友人との女子会にぴったりのコーディネート。ドラマティックに広がるプリーツスカートは、幾何学模様の辛口配色がポイント。トップスにはとろみ素材のブラウスでフェミニンに。カーディガン感覚ではおりたい、ネイビーのツイードロングコートを合わせることで、全体を引き締め、辛口かつ華やかなスタイリングのでき上がり! 

■ゴージャスな赤いパンツにレースの美しいディテールがやわらかさをプラス

エルマンノ シェルヴィーノの赤パンツ・レ・コパンのブラウス(サン・フレール)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
エルマンノ シェルヴィーノの赤パンツ・レ・コパンのブラウス(サン・フレール)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

甘さがありながら、辛口な雰囲気を漂わすゴージャスなパンツスタイル。その秘密は大胆な赤を投入したところ。多少の勇気がいりますが、シンプルなデザインだから意外と挑戦しやすいはず。トップスには、レースのディテールが美しい白ブラウスで、やわらかさをプラスして。シャープな黒小物でしめることで、赤を洗練の極みへと導いてくれるはず。

■淡水パールのジュエリーもブラウスもどちらもクリームがかった白を選んでリッチに

ブラウス・スカート(オンワードファッションラボ〈ロシャス〉)、ピアス・ブレスレット・リング( TASAK〈I M/G TASAKI〉)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/長山一樹 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(オンワードファッションラボ〈ロシャス〉)、ピアス・ブレスレット・リング( TASAK〈I M/G TASAKI〉)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/長山一樹 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

ニュアンスのあるオフ白を選ぶのが、リッチ感を演出するコツ。淡水パールのジュエリーもブラウスもどちらもクリームがかった白。肌に優しくなじみ、しなやかな女性像へと導きます。肌を照らす、シルクサテンのブラウスは、ハイネックや細かなギャザーにクチュール感が宿る一枚。ふんわりとしたブークレ生地のAラインスカートで、遊び心を効かせて。

「黒ブラウス」のおすすめコーデ

■ノーカラーブラウスの襟元にはタイスカーフを巻くだけで美人度が上昇

ブラウス(ドレスアンレーヴ〈ローベリイテ アンド シーオー〉)、パンツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、バッグ(アマン〈エレメ〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行 BY:『Precious1月号』小学館、2021年
ブラウス(ドレスアンレーヴ〈ローベリイテ アンド シーオー〉)、パンツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、バッグ(アマン〈エレメ〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行 BY:『Precious1月号』小学館、2021年

ノーカラーブラウスの襟元がなんだか物足りないと感じたときこそ、タイスカーフの出番。コンパクトに巻くだけで、おしゃれ度も美人度も急上昇。スカーフの色とパンツを寒色系でそろえる着こなしは、オンタイムにもフィット。

■透け感のある黒のブラウスにトレンチを羽織れば媚びない女力が薫って

コート(Vince表参道店)、ブラウス・スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、ピアス・ブローチ(メルティングポット)、ベルトバッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート(Vince表参道店)、ブラウス・スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、ピアス・ブローチ(メルティングポット)、ベルトバッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

配色は辛口、シルエットは華麗に…が、洗練を知る女性のドレストレンチの法則。 透け感のある黒ブラウスと艶黒のロングスカートで、盛装度を高めて。ベルトバッグでウエストマークし、さりげなくモード感も意識。袖口のベルトを絞って、ブラウスのフリルを覗かせると、なにげない所作に色気が漂います。

■シフォン素材の透け感が黒のブラウスにやわらかな表情をもたらす

ブラウス・パンツ(オンワードファッションラボ〈ロシャス〉)、ピアス・リング(マルコ・ビチェゴ ジャパン)、バッグ(ピエール アルディ 東京) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2020年
ブラウス・パンツ(オンワードファッションラボ〈ロシャス〉)、ピアス・リング(マルコ・ビチェゴ ジャパン)、バッグ(ピエール アルディ 東京) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2020年

美しいヴェールをまとうような、軽やかなシルクシフォンのブラウス。春先の黒は透け感や艶を意識して取り入れ、辛口な女らしさを目指して。コバルトブルーのパンツとマルチカラーのバッグで軽快なエッセンスを。ドラマティックなシアーブラウスを、エレガントに着こなすだけでなく、遊び心のある色合わせで、好感度高く着こなすのも、おしゃれの腕の見せどころ。

「ベージュブラウス」のおすすめコーデ

■パフスリーブのドラマティックなフォルムで上品なベージュが華やぐ

ブラウス・スカート(イザ〈ニナ リッチ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2021年
ブラウス・スカート(イザ〈ニナ リッチ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2021年

トップスはハリ感のある進化系の「Scuba」素材を用いることで、構築的なシルエットを可能に。そで口にはピンタックを施し、ふんわりと広がるパフスリーブを表現。丸みのあるシルエットと、シャープなVネックのコントラストが、凛とした装いを可能にする鍵に。ニナ リッチのシグネチャーアイテムとして定評のあるスリットスカートを合わせて、最愛のベージュスタイルをアップグレードさせて。

■辛口のスッキパーデザインとドライなサンドベージュが好相性

ブラウス・スカート(エッセン・ロートレアモン)、ピアス(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、ネックレス(ミスイ 伊勢丹新宿)、ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン〈ロジェ ヴィヴィエ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 大阪ルクア イーレ店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(エッセン・ロートレアモン)、ピアス(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、ネックレス(ミスイ 伊勢丹新宿)、ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン〈ロジェ ヴィヴィエ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 大阪ルクア イーレ店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2020年

リネンの自然な艶と、スカートのサテンの艶で魅せるブラウントーンの装い。サンドベージュのブラウスは、リネン糸のボイル生地がふっくらとして、鋭角なシワになりづらいのが特徴。くったりとソフトな質感が、こなれた印象を授けます。

■やわらかなベージュに端正な黒を合わせて、感度高く洗練された印象に

ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉) バングル・ 00(ジョージ ジェンセン ジャパン)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ユナイテッドアローズ 銀座店〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious12月号』小学館、2020年
ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉) バングル・ 00(ジョージ ジェンセン ジャパン)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ユナイテッドアローズ 銀座店〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious12月号』小学館、2020年

スタンドカラーの凛としたデザインと女性らしいやわらかなベージュのバランスが美しい上品なブラウス。やわらかな雰囲気をキリッと引き締めるベージュ×黒の配色で、信頼感をもたれる装いに。千鳥格子柄の靴で足元に旬を。クライアントとのミーティングにもぴったり。

「ネイビーブラウス」のおすすめコーデ

■ひとクセあるネイビーブラウスはワントーンで自分軸に引き寄せて着こなして

ブラウス(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、パンツ(ビームス ハウス 丸の内〈ラルディーニ〉)、ブレスレット(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious4月号』小学館、2021年
ブラウス(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、パンツ(ビームス ハウス 丸の内〈ラルディーニ〉)、ブレスレット(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious4月号』小学館、2021年

フリルパーツを幾重にも重ねてティアードにしたノースリーブブラウスは、部分的に挟み込まれたサテン地が作り出す陰影がエレガント。ボトムはスティックパンツですっきりときれいめに仕上げたい。

■グレーデニムを合わせたメリハリのきいたシルエットが優美な印象に導く

ブラウス(ブラミンク)、デニム(カイタックインターナショナル〈ヤヌーク〉)、ピアス・ネックレス(TASAKI)、バッグ(カオス新宿〈ザンケッティ〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
ブラウス(ブラミンク)、デニム(カイタックインターナショナル〈ヤヌーク〉)、ピアス・ネックレス(TASAKI)、バッグ(カオス新宿〈ザンケッティ〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

メリハリのきいたシルエットが優美な印象に導くネイビーブラウス×グレーデニムのスタイリング。パフスリーブとコットンシルクで華やかさを出したシャツをフロントタックインで合わせたのは、グレーのストレートデニム。ヴィンテージの趣を醸し出すニュアンスカラーが、着こなしに奥行きをもたらします。小物はグレーと同じ中間色のベージュ系でなじませて。

■シルバー糸を織り込んだ花柄のブルーのスカートで甘さをオン

ブラウス (ミカコ ナカムラ南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ネックレス(wb)、バッグ(三喜商事〈コチネレ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ブラウス (ミカコ ナカムラ南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ネックレス(wb)、バッグ(三喜商事〈コチネレ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ネイビーのブラウスでまじめを装い、シルバー糸を織り込んだ花柄のブルーのスカートで、ほんの少し甘さを加えた、会食スタイル。知的なネイビーブラウスなら、甘いエッセンスも躊躇なく盛り込める。

「柄・素材」別のおすすめブラウスコーデ


少しインパクトが欲しい人のためのブラウスコーデをご紹介。柄や素材で差をつけて、人と違うお洒落を楽しんでみて。品のあるブラウスだからこそ、柄物やデザインものにも安心してトライ出来るはず。

「ストライプ」のブラウスコーデ

■大人の余裕が漂う、ネイビーベースのカジュアルスタイル

ブラウス・パンツ・バッグ『アヌーク ベルトバッグ』・靴(アクリスジャパン〈アクリス〉)、その他/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2020年
ブラウス・パンツ・バッグ『アヌーク ベルトバッグ』・靴(アクリスジャパン〈アクリス〉)、その他/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2020年

ブラウスはボウタイを外し、フロントボタンを開けて着用。端正で華のあるストライプのブラウスが、休日のデニムスタイルに新たな女らしさをプラスします。ベルトバッグやサングラス、細身のフラットシューズなど鮮度の高い小物を加え、辛口に仕上げると、ぐっと洗練された装いに。

■旬の小物使いを楽しみつつだれからも愛される上品なキャリアスタイルに

ブラウス・スカ-ト・ボウスカ-フ・バッグ (クリスチャン・ディオール〈ディオール〉)、時計 (ジャガ-・ルクルト)、靴 (ジャンヴィト ロッシ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious3月号』小学館、2019年
ブラウス・スカ-ト・ボウスカ-フ・バッグ (クリスチャン・ディオール〈ディオール〉)、時計 (ジャガ-・ルクルト)、靴 (ジャンヴィト ロッシ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ピンストライプのシルクブラウスは、タイを締める気分でスカーフを首元に添えて、キャリア女性にふさわしい、スマートな雰囲気を。バッグは必ずフォルムのしっかりした端正なタイプをセレクト。そうすることで、メリハリのきいた着こなしが完成します。

「花柄」のブラウスコーデ

■可憐な花柄ブラウスを主役に。大人にふさわしい適度な肌見せがおすすめ

スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ブラウス(オットデザイン〈ルーム エイト ブラック〉)、バッグ(ブルガリ ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ネックレス(インドゥエリス) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ブラウス(オットデザイン〈ルーム エイト ブラック〉)、バッグ(ブルガリ ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ネックレス(インドゥエリス) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

サイドに深いスリットが入った、可憐な花柄ブラウスを主役に。大人にふさわしい適度な肌見せが、ひそやかなおしゃれ心を満足させてくれます。合わせたボトムは、上品な白のひざ下丈スカート。コントラストの効いた配色で潔く。

■コンサバと情熱のはざまで揺らめくような美しさにひと目惚れしそう!

シルクのブラウス・パンツ・バッグ・靴(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、ピアス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/石倉和夫 BY:『Precious5月号』小学館、2017年
シルクのブラウス・パンツ・バッグ・靴(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、ピアス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/石倉和夫 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

フェミニンな白ブラウスはたくさんもっているけれど、こんなに上品で心ときめく花柄プリントは、ありそうでなかった!そんな気持ちにさせてくれるブラウス。コンサバティブなのに、際立つ美しさを、艶やかな赤いボトムが強く後押ししてくれます。かわいいストロー素材のバッグや、ゴールドメッシュのサンダルを軽やかに差して。

「ジオメトリック柄」のブラウスコーデ

■モダンな柄がリズムよく施されたシルクレーヨンのセットアップでフェミニンに

ブラウス・スカート(三喜商事〈アニオナ〉)、ベルト(アマン〈アトリエ アンボワーズ〉)、ブレスレット(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(三喜商事〈アニオナ〉)、ベルト(アマン〈アトリエ アンボワーズ〉)、ブレスレット(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

異なるジオメトリック柄が描かれたスカートのセットアップは、1970年代のアニオナのアーカイブイラストからインスピレーションを受けたもの。やわらかな色のトーンや繊細なタッチに、おしゃれ心が刺激されます。スクエアバックルが光る、端正なバッグ&靴でレディライクに決めれば、社交のシーンにふさわしい華が生まれて。

「レース」のブラウスコーデ

■変形シルエットで上品配色にキレ味を

ブラウス・スカート・バッグ・靴(ステラ マッカートニー)、イヤリング(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート・バッグ・靴(ステラ マッカートニー)、イヤリング(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2020年

ホワイトレースと光沢素材を継ぎ合わせた精巧なつくりのブラウスは可憐な雰囲気。上品なキャメル色のデザインスカートを合わせてモードな美意識に訴えかけます。スカートと同色の靴を添えると、足元が分断されることなくすっきりと仕上がります。

40代からのブラウスコーデのおさらい


エレガントな気分を存分に味わえるブラウスは、自分の中の女らしさを呼び覚ますツールとしても、日常的に取り入れたいアイテムです。まずは、いつものボトムに合わせるカットソーをベーシックカラーのブラウスへシフトしたり、ボトムと色味を合わせたワントーンコーデからトライすると、自然とデイリーワードローブに組み込みやすいはず。大人の魅力を備えた今だからこそ叶うブラウスコーデ、ぜひ堪能してみてください。

この記事の執筆者
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