洗練美を宿したアルネ ヤコブセンの時計

ラグジュアリーマガジン『Precious』で活躍するプロフェッショナルたちが、 ひと目見た瞬間に「手に入れたい!」と心が躍ったアイテムや、 実際に使ってみて「これはすごい!」と感動したアイテムなど、「私的名品」を紹介する好評連載。今回は、テーブルコーディネートやインテリアのスタイリングを手がけるChizuさんが信頼をよせる「アルネ ヤコブセン」の時計に注目します。「たとえ時計の針が止まってもブレスレットとして愛用していきたい」というChizuさんに、その魅力を教えていただきました。

シンプルながら計算された洗練美

昔からメンズライクな大ぶり時計を好んでつけているという、スタイリストのChizuさん。「この時計もユニセックスタイプの大きめフェースですが、よけいな装飾をすべて省いたシンプルなデザインだから、女性が身につけても違和感がありません」。

デンマークにあるオーフス市庁舎のシンボルとしてデザインされた壁かけ時計のフェースを、そのまま腕時計として再現した『ローマン』。クリアな白い文字盤にクラシカルなインデックスと針、ステンレススチールの艶めきが相乗効果となってモダンな美しさを放っています。時計 [ケース:ステンレススチール ケース径:40㎜ クオーツ] ¥35,000

「たとえ、ベーシックなニットでも、手首にこの時計があればこなれて見える。私にとって時計とは、コーディネートにインパクトを与えるアクセサリーのようなもの」と、Chizuさん。「何もないとさびしい、でもシンプルな装いに過剰な装飾は必要ない。そんな大人の女性が求める絶妙なバランス感をかなえてくれるのが、この時計の魅力」と語ってくださいました。

建築家が手がけた完璧なプロポーション

デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンがデザインした時計だけあって、プロポーションが美しく、佇いが完成されているところも魅力的。Chizuさんも頷くそのディテールへのこだわりとは?

白い文字盤に黒のローマン数字インデッックスや、「ランス」と呼ばれるたる槍型の時分針が、正統派時計の魅力を高めて
すり鉢状に緩やかな弧を描く厚さわずか9.5ミリの文字盤のフォルムが特徴的。手首にピタッとフィットするのでつけ心地ちも軽やか

シンプルながら存在感のある、着けた瞬間にスタイリングが洗練されるような時計は、忙しく働くキャリア女性の日常をもっと豊かにしてくれることでしょう。女性らしいスタイルに、あえてハンサムな時計を合わせて、独自のセンスを光らせてみては。

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この記事の執筆者
1955年九州生まれ 。文化服装学院服装科卒業。在校中に文化出版局で撮影や編集アルバイトを経験した後、カメラマンからの紹介でスタイリストに。スタイリスト歴35年、弟子10名。 好きなもの:キャップをした3Bのトンボ鉛筆コンテ用、ほぼ毎朝の沈香、お裁縫箱、あご出汁、“チャーチ”のローファー、スヌーピー&ひつじのショーンは同格、シェリー、スコッチ、チョコレート、アイスホッケー、フィリップ・ノワレLOVE♡、ゴブラン織り、コート、WOWOW、『ナイキ エア』、くるくるパーマを巻き続けて30年のヘア高野さん
PHOTO :
小池 紀行(パイルドライバー/静物)、小川久志(GIF)
EDIT&WRITING :
小林 綾、小林桐子(Precious)
RECONSTRUCT :
石原あや乃