「無言」って「むごん」以外になんと読む?…発言してくださ~い!
明日・4月18日は、大変珍しいニュースが放送された日です。
1930(昭和5)年のこの日、アメリカのBBCラジオで、放送開始以来初めて(その後、現在までも他には無い)あるニュースが流れました。どんな内容だったのでしょう?
「There is no news.(ニュースがありません)」
・・・なんと、「ニュースが無い」という内容がニュースで放送されたのです。
この時、アメリカはイースター(キリストの復活祭)期間です。当時、イースター中は新聞も休刊となる習わしでした。そんな時でも、ラジオはせわしなくニュースを報道していましたが、1930年4月18日に限っては、BBCのラジオニュースで「ニュースがありません」という言葉の後、ピアノ曲が流れ続ける…という、珍しい事態が起きたのだそうです。
本日は「無」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「無言」って「むごん」以外になんと読む?
「無言」の、「むごん」以外の読み方をお答えください。
ヒント:「口を閉じて何も言わないこと。沈黙。」という意味の言葉です。
「ラジオって、音楽も無しの無言が一定以上続くと、放送事故扱いになってしまうのよね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 無言(しじま) です。
「静寂(しじま)」と表記した場合は、人の声とは関係なく「静かでひっそりした状態」を意味します。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「無礼る」ってなんと読む?
「無礼る」の読み方をお答えください。
ヒント:「軽く見て馬鹿にする。あなどる。」という意味の言葉です。
<使用例>
「そんな無礼た考え方、社会人として改めるべきよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 無礼(なめ)る です。
ちょっと口語寄り、俗語的な言い回しですが、もともと「無礼(なめ)=無作法なさまや、生意気なさま」という日本語が、室町時代以前から使われていました。これが動詞化した言葉が「無礼(なめ)る」です。
本日は、4月18日、「『ニュースが無い』というニュースが流れた日」にちなんで、「無」という漢字の入った難読クイズで、
・無言(むごん/しじま)
・無礼(なめ)る
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『newswatch 1930s』BBC News Online
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱