「吃逆」って「きつぎゃく」以外になんと読む?…これが続くと苦しいです!
1980(昭和55)年4月25日に、東京・銀座3丁目で起きた、大変有名な出来事…皆さま、なんだかわかりますか?
「通行人が、一億円を拾う」という、大変珍しい出来事が起きたのです。
拾った方が警察に届けた事で、金額の大きさから大変な話題となり、マスコミを騒がせました。大々的に報道されたにもかかわらず、結局、落とし主は現れず、一億円の所有権が、全額、拾った方へと移ることに…。夢のようなお話ですよね!
このエピソードから、明日・4月25日は『拾得物の日』という記念日になっています。
…というところで、本日1問目の難読クイズです。
【問題1】「喫驚」ってなんと読む?
「喫驚」の「きっきょう」以外の読み方をお答えください。
ヒント:「突然の出来事に驚くようす」という意味の言葉です。
<使用例>
「世の中には、時に、喫驚するような事が起こるものよね…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 喫驚(びっくり) です。
「喫驚(きっきょう)」と読む場合も、「突然の出来事に驚くようす」という、言葉の意味は同じです。
「喫」という字は「喫(の)む」「喫(す)う」とも読みますので、「喫」+「驚」で「喫驚(びっくり)」、意味合い的には納得ですね。
「吃驚(びっくり)」という表記もあり、こちらは「息がつかえる」「言葉が出ない」などの意味を持つ「吃」という字に「驚」を合わせた構成になります。
…というところで、2問目のクイズです。
【問題2】「吃逆」ってなんと読む?
「吃逆」の「きつぎゃく」以外の読み方をお答えください。
ヒント:「横隔膜が急速な収縮を起こして声帯が閉鎖し、吸気が阻止される現象」の事です。
<使用例>
「あなたに教えて頂いた吃逆を止める方法、とってもよく効いて、助かってるわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 吃逆(しゃっくり) です。
「吃逆(きつぎゃく)」は医学的な読み方で、指している現象は「吃逆(しゃっくり)」と同じです。
「噦(しゃく)る=しゃっくりをすること。または、しゃくりあげながら泣く事。」という字で「噦(しゃっく)り」という表記もあります。
本日は、4月25日『拾得物の日』のトリビアと合わせ、
・喫驚(きっきょう/びっくり)
・吃逆(きつぎゃく/しゃっくり)
・噦(しゃっく)り
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『昭和55年 写真生活』株式会社ダイアプレス
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱