「舞ぶ」ってなんと読む?「まいぶ」ではありません。…そんな読み方、あったのね!
明日・4月29日は、『International Dance Day(国際ダンスデー)』です。
フランスの舞踏家・故・ジャン・ジョルジュ・ノヴェール氏の誕生日にちなんで、ユネスコの下部組織によって記念日に制定され、「ふだんダンスと接点を持たない人々にもダンスに触れてもらう」ための取り組みが、世界各国で行われています。
ちなみに日本では、2008(平成20)年から中学校1、2学年時にダンスが必修科目となっています。
本日は「舞」という字の入った難読クイズに挑戦していただきます。
【問題1】「舞舞蝸」ってなんと読む?
「舞舞蝸」の読み方をお答えください。
ヒント:雨や、紫陽花(あじさい)のそばによくモチーフとして描かれる、陸に住む巻貝です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 舞舞蝸(まいまいつぶり) です。
くるくると巻いた背中の貝を連想させる、可愛らしい呼び名ですね。
…さて、2問目では、「舞」という字の意外な意味?を深掘りするクイズです。
【問題2】「舞ぶ」ってなんと読む?
「舞ぶ」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「あれこれいじる。勝手に取り扱う。」という意味の言葉です。
<使用例>
「この記事、わざと曲解を招くような形で言葉を舞んでいるようで、不快ね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 舞(もてあそ)ぶ です。
「弄(もてあそ)ぶ」という表記もありますが、こちらが「心のなぐさみとして愛する」という意味も含むのに対し、
「舞(もてあそ)ぶ」 は「勝手に、自分のいいように扱う」という意味になります。
「舞文曲筆(ぶぶんきょくひつ)」という四字熟語があり「文章や言葉をもてあそび、事実をゆがめて書き記す」という意味になります。「舞文(ぶぶん)=法律を勝手に解釈し、乱用する。または、言葉や表現をもてあそび、自分の都合がよいような文章を作る」という言葉もあります。
「舞」といえば、美しく舞い踊る姿を連想しますが、このようなマイナスイメージでの使い方もあるのです。
本日は、4月29日、『International Dance Day(国際ダンスデー)』にちなんで、「舞」という漢字の入った難読クイズで、
・舞舞蝸(まいまいつぶり)
・舞(もてあそ)ぶ
などの読み方、また、「舞」という字が持つ、「踊る」以外の意味をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱