「松羽目物」ってなんと読む?なんの事?…大人として知っておきたい教養です!

明日・5月8日は、『松の日』という記念日です。

松といえば、日本では縁起物の筆頭ともされる特別な樹木ですよね?

『松の日』は、かつて『日本の松を守る会』という社団法人が創立10周年記念の日に制定した記念日で、同団体の解散後も、一般財団法人『日本緑化センター』がその意思を引き継ぎ、この日に関連イベント等を行っています。

「松の緑を考え、守り、植樹し、感謝する」という『松の日』のコンセプト、現在、世界的に注目されている『SDGs(エスディージーズ)』にも通じますよね?今週末は、松のみならず、身近な樹木や緑に目をむけてみてはいかがでしょうか?

…ということで、本日は「松」という字の入った難読クイズをお送りします。

【問題1】「松魚」ってなんと読む?

「松魚」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「サバ科の海魚」で、この魚を干した加工品は、和食の出汁の定番です。生食では、年に2回の旬があります。

<使用例>

「高知でいただいた松魚は、格別だったわ!」

「○○○」と読み仮名3文字です。
「○○○」と読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 松魚(かつお) です。

「鰹(かつお)」という表記が定番ですね。
「鰹(かつお)」という表記が定番ですね。

鰹節(かつおぶし)が松の節に似ている、という事で、古来「松魚(かつお)」とも表記されるようです。

みなさま、今年の「初鰹(はつがつお)」は食されましたか?3~5月に出回る鰹には、現代では春のイメージがありますが、俳句の季語としては、「かつお(鰹/松魚)」は夏の季語になります。

実は、暦の上では、今年は5月5日に「立夏(りっか)」を迎え、今はもう「夏」なのです。

…さて、2問目のクイズに参りましょう。

【問題2】「松羽目物」ってなんと読む?

「松羽目物」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「歌舞伎・日本舞踊において、能・狂言の題材や様式をまねたもの。」を指します。

<使用例>

「松羽目物で有名なのは『勧進帳』ね。」

「○○○〇もの」
「○○○〇もの」

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 松羽目物(まつばめもの) です。

能・狂言を踏襲した演目をこう呼ぶのはなぜ?

「松羽目(まつばめ)」とは、能舞台の後部にある、大きな松の描かれた羽目板(はめいた)のことで、

通常、能舞台とはつくりの違う歌舞伎の舞台でも、「松羽目物(まつばめもの)」を演じる際にはこれが置かれ、能舞台のイメージを大道具でも表現します。

「松羽目物(まつばめもの)」の演目には『勧進帳(かんじんちょう)』『船弁慶(ふなべんけい)』など「いかにも歌舞伎」というイメージの演目も入っておりますので、「松羽目物(まつばめもの)」という言葉や意味合いなど、教養として知っておきたいですね。

本日は、5月8日『松の日』にちなんで、「」という字の入った難読クイズで

・松魚(かつお)

・松羽目物(まつばめもの)

という日本語の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:一般財団法人日本緑化センターホームページ
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小出 真朱