みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、46回目です。
今回お話を伺ったのは、ラグジュアリーマガジン『Precious』の専属モデルとして活躍中の真樹麗子さん。真樹さんの魅力と言えば、シャープで見惚れるほど美しい「フェースライン」。横から見ても淀みのない、すっきりとしたシルエットをキープする秘訣を教えてもらいました。
大人のフェースラインは、正面以外が緩んでいる
「大人のフェースラインの緩みは、正面からではなく、横に並んだ時や動画の笑った自分の顔などに、顕著に表れます。顔の表情はしなやかに動かしたいので、自力で入念にケアをしてフェースラインの緩みを防ぐようにしています。
特に、耳の後ろから鎖骨に向かって斜めに伸びている筋肉である”胸鎖乳突筋”が緩むと、自分の顔とリンクしないので、念入りに鍛えるようにしています。胸鎖乳突筋により頭がまっすぐ支えられるようになるため、顔もスッキリ見えるようになりますよ。またむくみは放置しておくと脂肪に変わるので、むくんだ瞬間に対処しておくことが大切です」(真樹さん)
ハンドとグッズのリンパマッサージで、たるみを撃退!
「自分のケアをできるようにと取得した、フェイシャルリンパケアセラピストの資格。その際に顔のリンパを一生懸命流すよりも、大きなリンパから流してあげた方が流れがスムースになることを知りました。
では、私が実践しているリンパマッサージ方法をお伝えします。マッサージを行うタイミングはちょうどリンパの流れが活発になっている入浴後がベスト。肌の摩擦を避けるため、ボディクリームやボディオイルなどを塗布してから行いましょう。
まずは脇の下からほぐします。親指を肩の付け根に置き、残りの4本指を脇下に入れてもみほぐします。もんでいる時にゴリゴリするところを見つけたら、そこを中心的によくもみほぐすのがポイントです。片方の脇をもみほぐしたら、同様に残りの脇も行います。次にリンパが通る大きい道がある鎖骨部分。人差し指と中指で鎖骨を上下に挟んで、外から中へ向かってグリグリともみ、刺激を与えて流していきます。顔は内側から外にリンパを流すのが基本ですが、鎖骨は内側からだと指が滑りづらいので、真樹流は外側から中へ。
鎖骨が終わったら、胸鎖乳突筋部分である首の付け根から耳の下に向かって、親指と人差し指で掴むようにクックックックッともみほぐします。最後に耳を掴んでグリグリと外に回し、耳の付け根の軟骨の突起の前にあるくぼみ部分をグイグイグイグイ押して頂きたいですね。
私はこの流れをヤーマンのトルネードローラーを使用し、再び行います。耳はさすがにできないので、耳下まで行なったら、今度はローラーを頭に移動させ全体をほぐし、首の後ろ→肩甲骨の間までとにかくもみほぐしています。さらに、舌を鼻先に向けて垂直に上げるエクササイズを10回3セットを行い、あご下の肉を撃退しています。もうここまでくるとアスリートですよね。でもこれを行わないとどんよりしてくるので、頑張って行なっています」(真樹さん)
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美しすぎるフェースラインは、努力の賜物でできているのだと納得。マスクでたるみ悩みも深刻化している今、シャープな真樹フェースを目指して、おうちケアをぜひ参考にしてみてください。
※掲載している商品の価格はすべて税込です。また商品はすべてご本人の私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部