「杉形」ってなんと読む?「すぎがた」でありません。ギザギザでもありません!

明日、5月28日は『縄文杉』が発見された日です。

鹿児島県の屋久島にある、樹齢2000~7200年と推定されている巨大な屋久杉です。

『縄文杉』と呼ばれる屋久杉。根を踏んで傷つけないよう、間近に展望デッキがある。
『縄文杉』と呼ばれる屋久杉。根を踏んで傷つけないよう、間近に展望デッキがある。

1966(昭和41)年、「小杉谷の奥に巨大な屋久杉があるらしい」という噂を聞きつけ、地元の観光課が調査をしたところ、5月28日に、現在『縄文杉』と呼ばれる巨大樹木が見つかったのです。発見当時は、あまりの巨大さと重厚感から「大岩杉」と呼ばれていましたが、見るものを圧倒するふしくれだった形状が縄文土器に似ている、という事で、次第に『縄文杉』と呼ばれるようになりました。想像もつかないような樹齢を重ねた、この神秘的な樹木がある場所は標高500mを超える位置にありますが、パワースポットとしても名高く、トレッキングの人気スポットにもなっています。

実際に『縄文杉』を訪れた事のある方から「あの場所の空気や、樹木から発せられるパワーのようなものは、 なんとも表現しがたい感動だった」とお聞きしました。ぜひ目にしてみたいですね!

…というところで、本日1問目のクイズは「」という字の入った難読クイズです。

【問題1】「杉形」ってなんと読む?

「杉形」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「杉の木のように、上部がとがって下が広がった形。」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「米俵を三角形に積み上げた形のことも、杉形と言うのね!」

「○○○○」と読み仮名4文字です。
「○○○○」と読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 杉形(すぎなり) です。

「形」という字には、「なり」と読む例があります。
「形」という字には、「なり」と読む例があります。

以前、このシリーズで「道形(みちなり)…道のまま。道の続く形状。また、それに従うこと。」という言葉を扱いましたが、「杉形(すぎなり)」、読めましたか?クリスマスツリーのアイコンのような、ギザギザした形ではなく、ピラミッド型を表現する、古来の日本語です。大人として理解しておきたいですね。

※「杉形(すぎなり)は他に、昔の戦(いくさ)の陣立てを表す言葉としても使用されます。

さて、2問目は「」という字の入った難読クイズです。難易度がグッと上がりますよ!

【問題2】「樹懶」ってなんと読む?

「樹懶」と表記される生き物の名前をお答えください。

ヒント:中南米に住む、動作が大変鈍いことが特徴的な、サルに似た哺乳類です。ユーモラスなイメージから、ぬいぐるみやステーショナリーの柄のモチーフにも使用されているようです。

「○○○○○」と5音の動物です。
「○○○○○」と5音の動物です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 樹懶(ナマケモノ) です。

正解できましたか?

「懶」という字は、「懶(おこた)る」「懶(ものぐさ)い」などとも読む字で、これと「樹」を合わせて「樹懶(ナマケモノ)」とは、面白い熟語ですね!ナマケモノのデザインされたグッズを愛用している方がいらしたら、会話のエッセンスに、こんな難読クイズを出してみてはいかがでしょう?

本日は、5月28日、鹿児島県・屋久島の『縄文杉』が発見された日にちなんで、

・杉形(すぎなり)

・樹懶(ナマケモノ)

などの難読クイズをお送りしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『鹿児島県観光サイト・どんどんかごしまの旅』ホームページ
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ILLUSTRATION :
小出 真朱