「微塵子」ってなんと読む?「びじんし」ではありません。小・中学生のほうがピンときそう?
明日、6月13日は『はやぶさの日』です。
2010(平成22)年、日本が打ち上げた小惑星探査機『はやぶさ』が地球に帰還した日で、『はやぶさ』は、人類史上初、月以外の天体の表面の微粒子サンプルを持ち帰る…という偉業を成し遂げました。
『はやぶさ』は、地球~太陽間を、7年かけ、20往復しましたが、
『はやぶさ』に搭載されていた耐熱カプセルの中に、太陽系の小惑星・イトカワ(日本のロケット開発の先駆者・糸川英夫氏にちなんで命名)で採取された微粒子、約1500個が発見され、宇宙を研究する上での、世界初の、大変な快挙となったのです。
本日は「微粒子」の「微」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「微塵子」ってなんと読む?
「微塵子」の読み方をお答えください。
ヒント:水中に生息する体長約1~3㎜ほどの、卵型で半透明の甲殻類です。
<使用例>
「小学生の頃、顕微鏡で、初めて微塵子を観察した時の感動、今でも覚えているわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 微塵子(ミジンコ) です。
「微塵子(ミジンコ)」…
細かいものや微細なもの、ごくわずかな分量・程度を表す「微塵(みじん)」と、
小さな生き物を表現する意味での「子」が合体した名称だったのですね。
見たまま、感じたまま…というイメージの名づけで、なんだか可愛らしいですね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「微酔」ってなんと読む?
「微酔」の、読み仮名4文字の読み方をお答えください。
ヒント:「微酔(びすい)」とも読み、「酒に少し酔う事。」という意味です。出題の4文字の読み仮名で読んでも、ほぼ同じ意味ですが「いい気持ちにんる程度に酔う」というニュアンスが加わるイメージです。
<使用例>
「彼女ってふだんはクールだけれど、微酔になると表情がやわらいで、チャーミングなのよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 微酔(ほろよい) です。
「微酔(びすい)」より「微酔(ほろよい)」のほうがポピュラーな言葉ですし、語感も可愛らしいですね。こちらの読み方、ぜひインプットしてください。
本日は、6月13日『はやぶさの日』のトリビアをお送りしながら、「微」という字の入った難読クイズで、
・微塵子(ミジンコ)
・微酔(びすい/ほろよい)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『nature ダイジェストvol.8』(ネイチャー・ジャパン株式会社)/『Astro Arts』ウェブサイト(株式会社アストロアーツ)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱