「由由しい」ってなんと読む?「ゆうゆうしい」と読んだら大恥ですよ!
明日、7月4日は、アメリカの独立記念日ですね。
1776(安永5)年の7月4日、独立と自由の宣言を行ったことで、現在のアメリカ合衆国が誕生した記念日…ということで、国を挙げて、自由を祝う祝祭が行われるようです。
…ということで本日は「由」という字の入った難読クイズに挑戦していただきましょう。
【問題1】「由由しい」ってなんと読む?
「由由しい」の読み方をお答えください。
ヒント:「程度がはなはだしい」「神聖で恐れ多い」「忌まわしい」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「これはちょっと放っておけないレベルの、由由しい事態よ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 由由(ゆゆ)しい です。
「由由(ゆゆ)しき事柄」など、「放っておけない、大変なことになりそうな問題」という意味で使用される事の多い言葉です。
「ゆうゆうしい」という誤読例があるようですので、由由(ゆゆ)しい局面で、いらぬ恥をかかぬよう、インプットしてくださいね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「由無い」ってなんと読む?
「由無い」の読み方をお答えください。
ヒント:「根拠や理由がない」「手段や方法が無い。しかたない。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「社長は言いだしたら引かない方だから、こうなったら、由無く従うしかないわね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 由無(よしな)い です。
「由(よし)」という読み方は常用漢字の範囲内にある訓読みで、「ものごとの事情やいわれ/方法・手段」などの意味を持つ言葉です。
「知る由(よし)も無い」「ご健勝の由(よし)、何よりでございます。」などの言い回しに使われますよね?
「由(よし)」という単体でも使用しますが、
「由無(よしな)い=根拠や理由がない。/手段や方法が無い。」という複合語もあるのです。
困った相談をされた時など、
「そんな、無理な相談をされましても…」などと言うより、
「由無(よしな)い事をおっしゃられましても…」と返す方が、知的でソフト、かつ、困っている気持ちがよく伝わりそうです。大人のボキャブラリーとしてインプットしておいてはいかがでしょう?
本日は、7月4日、アメリカが自由を祝う独立記念日にちなんで、「由」という字にスポットを当て、
・由由(ゆゆ)しい
・由無(よしな)い
などの言葉をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱