「天瓜粉」ってなんと読む?「てんうりこ」ではないですよ!夏の季語です!

蒸し暑い日々が続きますね。現代日本の季節感覚より、少しさきどりの感のある暦(こよみ)の上では、今は仲夏(ちゅうか)=夏の真ん中から、そろそろ晩夏(ばんか)になる、というところです。

本日は、現代俳句の夏の季語に関連した難読クイズをお送りします。

【問題1】「天瓜粉」ってなんと読む?

「天瓜粉」の読み方をお答えください。

ヒント:「キカラスウリの根から生成したでんぷん」で、あせもやただれ予防に使用される粉です。

<使用例>

「少しの外出でも汗をかいたわね。シャワーを浴びて、天瓜粉をはたいておきましょうね。」

読み仮名4文字です。
読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 天瓜粉(てんかふん) です。

現在で言うところの「タルカムパウダー」「ベビーパウダー」です。
現在で言うところの「タルカムパウダー」「ベビーパウダー」です。

正解できましたか?

夏、あせも予防に肌にはたきつけておく、お粉です。

現在でも、ご高齢の方や、ご高齢の方と過ごした時間の長い方は、タルカムパウダーやベビーパウダーの代名詞として「天瓜粉(てんかふん)」という言葉を使用する方がいらっしゃるでしょう。

子ども時代、お風呂場で肌を清潔にしたあと、大人が体調を気遣ってはたきつけてくれる粉…やさしい、夏の日常の思い出と結びついているアイテムですね。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「饐える」ってなんと読む?

「饐える」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:現代俳句の夏の季語に「飯(めし)饐える」があります。 

<使用例>

「カレーといってもこの時期は安心できないから、饐えないように冷蔵庫に入れておいて!」

この状態かどうか判別する方法の一つが「においを嗅ぐ」です。
この状態かどうか判別する方法の一つが「においを嗅ぐ」です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 饐(す)える です。

「飲食物が腐って酸っぱくなる」という意味の言葉です。

気温の高い夏は、「え?こんな短時間で?」と驚くような速さで、お料理が「饐(す)える」時期でもありますね。「饐(す)えた匂いがするから、もったいないけれど、捨てましょう。」など、日常会話にも登場する表現です。こんな字を書くのですね。

みなさまも、飲食物の管理には、十分ご注意くださいね。

本日は、現代俳句の夏の季語に関連する、夏らしい日本語をピックアップし、

・天瓜粉(てんかふん)

・饐(す)える

などの読み方をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『きごさい歳時記』(NPO法人きごさい)/『大人も読みたいこども歳時記』長谷川櫂監修 季語と歳時記の会編著(株式会社小学館)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱