「曩時」ってなんと読む?そして、どんな時?

明日、7月13日は『日本標準時制定記念日』です。

1886(明治19)年の7月13日に、「東経135度を日本標準時とする」という内容が公布され、その後、日本の標準時位置は東経135度上にある兵庫県明石市と制定されました。日本時間は、世界標準時よりも9時間進んでおります。

本日は、「」という字の入った難読クイズをお送りします。

【問題1】「曩時」ってなんと読む?

「曩時」の読み方をお答えください。

ヒント:「さきの時。さきごろ。むかし。」などの意味を持つ言葉です。「曩」は「かつて。先の。」という意味で、「曩日」「曩昔」などの熟語にも使用されます。

<使用例>

「この地を再訪しまして、曩時の思い出が鮮やかによみがえって参りました。」

「○○○」
「○○○」

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 曩時(のうじ) です。

正解できましたか?
正解できましたか?

文語でも使用しますが、ヒントの使用例のように口語に組み込むと「昔の、あのころ」のようなニュアンスの言葉になりますね。

「曩日(のうじつ)」「曩昔(のうせき)」も「曩時(のうじ)」の類語で、どの言葉も「かつて」「以前」「昔」という意味を持っています。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「時過ぐ」ってなんと読む?

「時過ぐ」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「適した時機を失する」「盛りの年齢を過ぎる」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「この案件に半日早くとりかかっていれば、結果は全く違った…時過ぐ、だったのね。」

「時」の読み方がポイントです。難問ですよ!
「時」の読み方がポイントです。難問ですよ!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 「時過ぐ(さだすぐ)」 です。

「時過(さだすぐ)」と、送り仮名無しの表記もあります。

日本の古語に「時(さだ)=時機(チャンス)、盛りの年齢」という言葉があり、これをゆき過ごしてしまった状態を表現した単語が「時過ぐ(さだすぐ)」です。

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本日は、7月13日『日本標準時制定記念日』にちなんで「」という字の入った難読クイズで、

・曩時(のうじ)

・時過ぐ(さだすぐ)

などの読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:明石市立天文科学館ウェブサイト
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ILLUSTRATION :
小出 真朱