「水蜜」ってなんのことか、ご存知?この時期においしい、甘いものですよ!
明日、8月3日は、『蜂蜜の日』です。わかりやすい語呂合わせですね!
蜂蜜は古来、滋養食として有名ですが、最近では専門店も登場したり、抗酸化作用で知られる「マヌカハニー」が珍重されたりなど、ますます人気が高くなっていますね。
本日は「蜂」「蜜」という漢字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「蜂がる」ってなんと読む?
「蜂がる」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「たくさんの人や動物などが一か所に寄り合う。」という意味を持つ言葉です。
<使用例>
「別荘の裏庭に、蜂が蜂がっているらしいの。行くのがちょっと怖いわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 蜂(むら)がる です。
ヒントの例文「蜂が蜂がる」とは、なんだかなぞかけのようですが、「蜂(むら)がる」という読み方があるのです。正解できなかった方も、すぐ覚えられそうな読み方ですよね。
…さて、2問目は「蜜」に関する日本語クイズです。
【問題2】「水蜜」ってなんの事?
「水蜜」とは、以下のどれを表した言葉でしょうか?正しい選択肢をお選びください。
1:蜂蜜の一種
2:桃の一種
3:かき氷の一種
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 2:桃の一種 です。
日本の桃の在来種は、以前は果肉が固く甘みも少なめだったのですが、大正時代に「水蜜桃(すいみつとう)」と呼ばれる、果肉が柔らかく果汁が多く甘い品種が普及し、その略語が「水蜜(すいみつ)」になります。
現在では、そのままいただく白桃といえばこの「水蜜桃」系の品種がほとんどですので、品種を区別するような呼び名はあまり使われなくなっておりますが、
「水蜜」とは、いかにも、熟れた桃の良い香りが漂ってきそうな、素敵な呼び名ですよね。ご年配の方や文学を好む方は今でも「水蜜桃」という言葉を使われますので、ぜひ、引き継ぎたいものです。
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本日は、8月3日『蜂蜜の日』にちなんで、
・蜂(むら)がる
・水密(すいみつ)=桃の一種
などの日本語についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱