「ジョッキ」「ピッチャー」「デカンタ」…日本でしか使われていない言葉はどれ?
ビールの美味しい季節ですね。最近では、ご自宅で楽しめるクラフトビールなども流通していますので、夜や休日のお楽しみになさっている方も多いのでは?
明日、8月4日は、日本で初めてのビヤホールがオープンした、記念碑的な日です。1899(明治32)年のことで、場所は東京・銀座だそうです。その頃は最先端のエッジィなドリンクだったのでしょうね!
…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】ジョッキ、ピッチャー、デカンタ…日本でできた言葉はどれ?
次の「お酒を入れる容器」の名称の中から、日本でできた、日本以外では使われていない言葉をお選びください。
1:ビール
2:ピッチャー
3:デカンタ
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 1:ジョッキ です。
生ビールをなみなみといただく際に使用する「ジョッキ」、一節には英語の「jug(取っ手付きの大型のコップ)」がなまったもの、と言われております。「ジャグ」ではなく「ジョッキ」となると、海外では全く通用しない和製英語、日本独自の言葉…という形です。
「ピッチャー」は英語の「pitcher(水差し)」、
「デカンタ」はフランス語の「ワインを別の容器に移し替えること=décantage」から来ています。
…さて、2問目は難読クイズです。ビールの原料「麦芽」の、「芽」という字の以外な読み方、わかるでしょうか?
【問題2】「芽む」ってなんと読む?
「芽む」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「目がふくらむ。芽を出しかける。」という意味の言葉です。
<使用例>
「庭にある遅咲きのムクゲの花芽が、芽んできたみたい。開くのが楽しみだわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 芽む(めぐむ) です。
「芽(めぐ)む」、耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、素敵な言葉ですので、ぜひ使いこなしてください。
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本日は、8月4日、日本で初めてビヤホールが開店した日にちなんで、
・ジョッキ…実は和製英語!
などのトリビアと、
・芽(めぐ)む
という日本語の読み方をご紹介しました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『酒・飲料の歴史』キリンホールディングスウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱