髪は顔ほどにものを言う。毛量豊かで艶やかな髪は、若々しさと清潔感の象徴です。
なぜならば顔と同様に頭皮や髪にも、エイジングの影は忍び寄っています。頭皮が衰えると、直毛だった髪がうねり始めて光を乱反射するため、まずは艶が失われてきます。
ホルモンバランスの変化に伴い頭皮がベタつきがちになり、巡り巡って抜け毛が増え、ボリューム感が失われていく。さらに皮脂分泌が増える夏は、自然に任せていると、頭皮の老化が加速することに。
頭皮と顔肌はひと続き。頭皮のエイジングは、顔にとっても他人事ではないのです。だから今、始めるべきは、若々しい頭皮を育む本気のケアです。
雑誌『Precious(プレシャス)』8月号では特集「この夏こそ始める!頭皮美容Q&A」を展開中。艶やかで豊かな髪を育むための疑問にお答えします。本記事では、頭皮と髪の老化を防ぐケアについてのQ&Aとケアアイテムをご紹介します。
Q1:頭皮用美容液、紫外線防止剤、スタイリング剤も。重ねづけすることになっても問題はありませんか?
A:重ねづけをしても頭皮や髪にはなんの問題もありません。ですが、重ねづけすると髪が重くなりペタリとつぶれた、貧相な印象に。必要な箇所に適切な量だけをつけるのが正解です。
Q2:顔と同じように、頭皮の紫外線ケアもしたほうがよいですか?
A:皮脂分泌量が多い頭皮は紫外線の悪影響を受けやすいもの。皮脂が悪臭を発することを防ぐ意味でも、UVケアはもはや常識と考えましょう。
艶がない、うねる、縮れる…。もろくなった大人の髪に
頭皮の老化は髪の劣化に直結します。そして頭皮の老化を促す大きな要因のひとつは紫外線です。
たるみやくすみ、皮脂の酸化による肌荒れや、嫌なニオイを引き起こします。また髪の老け感は、うねりや乾燥により、艶が失われることから生じます。つまり頭皮の日焼け止めと、うねりに対処するケアを行えば、若々しい印象を保てるというわけです。
頭皮と髪を紫外線から守るケアと、髪に栄養と潤いを送り込み、扱いやすいように整えるうねりケアは、いわば顔肌にBBクリームをつけるようなもの。頭皮と髪のベースメイクを毎朝の習慣にしましょう。
クイックケアなら30分、オーバーナイトで8時間おいても。髪の途中から毛先に塗布して、時間をおいてシャンプーして。艶がある扱いやすい髪への修復力が抜群の、シャンプー前の補修バーム。
【日中ケアに欠かせない、老け止めコスメ】
●頭皮も髪も昔と比べて確実に劣化している…
うねりやクセがある扱いにくい髪を、サラリと従えるヘアオイル、タマリンド、シカカイなど3つの植物エキスを配合。ベタつかないから、洗髪後の清潔な頭皮に美容液感覚でなじませても。
●地肌が透けているなら頭皮も紫外線から守って
SPF50+・PA++++と最強スペックの日焼け止め。サラサラの透明スプレータイプだから、顔や体、髪だけでなく頭皮にも簡単につけられる。髪がつぶれることもなく優秀。
●乾く、切れる、赤茶けてパサつく傷みやすい髪に
SPF25・PA+++。紫外線の悪影響から髪を守り、艶やかで健康な髪を保つ美容液。手のひらに少量をとり、髪の表面を中心になじませて。アウトドアで過ごす日だけでなく、夏は毎日つけるようにして。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- EDIT&WRITING :
- 柳田美由紀、五十嵐享子(Precious)