「食む」ってなんと読む?いまの時期が旬のお魚と関係する言葉ですよ!
本日はまず、いきなりクイズを出題します。
【問題1】「食む」ってなんと読む?
「食む」という日本語の正しい読みかたをお答えください。
ヒント:「食べる」「俸給をもらう」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「歯がとがっていて食む力が強い魚だから『鱧』なのね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 食む(はむ) です。
そして皆さま、例文に出てきたお魚の名前『鱧』も、読めましたか?
正解は『鱧(はも)』です。
この時期、脂がのる白身魚ですが、実は明日、8月30日は、『中津ハモの日』という記念日に指定されております。「中津」は、鱧の漁獲量で有名な大分県中津市です。鱧の脂乗りが最高になる8月と、30日の「3」を90℃回転させると、「m」に見える、という事で「8(は)mo(も)」の日、と、高度な洒落が効いています。
「鱧」という魚、歯がとがっており、食いつくことから「食む(はむ)→はも」と呼ばれるようになった、という説が濃厚で、「歯魚(はも)」とも表記します。「鱧(はも)」は、豊かな味わいにフォーカスした表記かもしれませんね。
というところで2問目は「豊」という字の入った難読クイズです。
【問題2】「豊頬」ってなんと読む?
「豊頬」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「肉付きが良く、ふっくらと美しい頬。」という意味の言葉で、多くは美人の形容に用いる言葉です。
<使用例>
「彼女って、いかにも豊頬、という感じで、笑顔が本当にチャーミングよね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 豊頬(ほうきょう) です。
「豊頬(ほうきょう)」は、日本古来の、美人の形容ですが、昨今ではあまり使われなくなり、うっかりすると「豊胸(ほうきょう)(手術)」とカン違いする方も出そうです。今回の例文など、「豊頬」か「豊胸(手術)」かで、言っている人物のキャラクターが一変してしまいそうですので、お気をつけ下さいね。
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本日は、「鱧(はも)」に関するトリビアと合わせ、
・食む(はむ)
・豊頬(ほうきょう)
など、『中津ハモの日』にちなんだ日本語の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:特定非営利活動法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会ウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱