秋らしさを表現するとき、おしゃれ見えするスパイシーなカラーを上手にミックスさせたコーディネートをつくってみては。
お手本にしたいコーデから、配色センスをチェックしてください。

■1:ユスチナ・ツェルニアクは…オリーブ×ライムグリーンの装いにマスタードが切れよく引き締め効果に

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サングラスまで同系色のネオンカラーに。小さくてもインパクト十分。

インフルエンサーとして活躍するユスチナ・ツェルニアクがパリで見かけられたときの着こなしです。

オリーブ色のミニ丈ワンピースにライムグリーンのジャケットを合わせていました。ダークな色味の上に淡い色を重ねるテクニックは、爽やかかつ軽やかな印象に仕上がります。また3カラー目としてビビッドな色味を小物に投入して、ハッとさせるアクセントにするのも、コーディネートに奥行きをつけて見せるのに効果的です。この場合はマスタードカラーがその役目に。

3カラーとも中間色でセンスのよさが強調できているところも、このカラーコーデが成功している大きな理由といえるでしょう。

■2:アルバ・ガラヴィト・トーレは…小さくてもセンスのいいニュアンスづけになる洗練パープル

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足元はワンピースと同じイエロー系のミュールですっきりまとめています。

2021年6月、パリでキャッチされていたのは、デジタルクリエイターのアルバ・ガラヴィト・トーレ。

マスタードイエローのワンピースは、ウエストをマークするベルトがグレーになっていて、スタイリッシュな雰囲気を演出する一着です。フラットに見えがちな単色のワンピースですが、ミニバッグのパープルの存在がワンピースに立体感を加えています。

このワンピースには大きめのものより、断然ミニバッグがフィット。反対色ですがこっくりとした色味がマッチするパープルを差し色にして、印象的な配色を楽しんでいます。

■3:ナタリー・ケリーは…レンガ系のおしゃれカラーは万能ペールブルーでさらりと品よく仕上げて

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オールマイティなゴールドのフラットミュールなら、さりげなく華やかさをアピールできます。

ペルー、リマ生まれの映画女優、ナタリー・ケリーは、オーストラリアでSNAPされていました。

トレンドのレンガ系ブラウンをリネンパンツで取り入れ、ボリュームある袖が特徴的なブルーのシャツを合わせていました。レンガ系ブラウンは取り入れるだけでおしゃれに見える色ですが、同系色のブラウンやベージュをコーディネートしてしまうと、くすんで見えてしまいます。

そんなときどんなカラーにもマッチするペールブルーを投入するのが正解です。レンガ系カラーをヘルシーに見せつつ、スマートなおしゃれ見えが可能に。ぜひトライしてみてください。


スパイシーな配色をつくり上げて楽しんでいた3人をピックアップしました。センスのいいカラー合わせで、秋らしくおしゃれに着こなすと、スタイリッシュさ抜群です。お手本の配色から、ハイセンスなコーディネートをマスターしましょう。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀