スマートフォンやパソコンを凝視する時間が長ければ長いほど、眼精疲労や偏頭痛を引き起こしやすくなってしまいます。目が重い、かすむ、偏頭痛がつらい、首や肩が凝る、耳鳴りがするなど、感じているなら要注意です!血の巡りが悪くなっていることが考えられるので、対処が急務。手っ取り早いケア方法としてツボ押しが有効です。

特に眼精疲労や偏頭痛に効くのが、こめかみの少し上にある「頷厭(がんえん)」というツボ。さらに村木さんがおすすめするのが、プッシュしながら、口を「あぐあぐ」と開け閉めするように動かすこと。凝っている感じがしたり、ちょっと痛みがあるなら、血行不良になっている証拠ですよ。

このツボ押しで簡単に凝り固まった筋肉がほぐれて血流がアップし、目も頭もとってもラクになりますよ。早速覚えて、こまめにプッシュするように、習慣化しましょう。

■Step1:「頷厭(がんえん)」の位置を確認

こめかみ上の生え際のあたりにあるツボ。口を開閉した時に動きが感じられる場所です。

「頷厭(がんえん)」の位置を確認
偏頭痛は、頭の使い過ぎなどによる 神経の高ぶり、ホルモンバランスの乱れや、寝不足なども原因に。症状がなくても予防のためにも日ごろからプッシュしておきましょう。

■Step2:「頷厭(がんえん)」をプッシュしたまま、「あぐあぐ」と口を開閉する

「頷厭(がんえん)」プッシュし、「あぐあぐ」を5回繰り返す。これを1セットとして5回行いましょう。

「頷厭(がんえん)」をプッシュしたまま、「あぐあぐ」と口を開閉する
イタ気持ちいいくらいの圧でプッシュしましょう。位置がよくわからないときは、ちょっと範囲を広げて、数カ所プッシュするのでもOK。

【まとめ|偏頭痛&疲れ目対策に!スマホ疲れに効くツボ押しメソッド4か条】
1. スマホやパソコン作業で眼精疲労が慢性化しやすい。
2. 目が重い、偏頭痛や耳鳴りなどを感じるなら血流が悪くなっている可能性が。
3. 対策は偏頭痛&疲れ目対策に有効な「頷厭(がんえん)」ツボ押しが有効。
4. プッシュしながら口を「あぐあぐ」と開閉するとさらに効果がアップ。

以上、「偏頭痛&疲れ目対策に!スマホ疲れに効くツボ押しメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は10月16日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:松藤あつこさん
(40歳・化粧品会社経営)
「このツボ押しは、目周りからこめかみにかけての筋肉がほぐれて、すぐにふわーっと血流がアップしたような心地いい感覚に。つい時間を忘れてスマホに集中しがちですが、そんなときはこまめなツボ押しが必須ですね。疲労感がなくなるので、メンタルにもいい気がします」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子