今やコーディネートに欠かすことのできないデニムパンツであるが、本格的なワーク系よりもパンツ専業ブランドがつくるデニムパンツを選びたいものだ。特にカジュアルファッションが好まれる昨今、ジャケパンスタイルに合わせやすいスラックス型をおすすめする。そこで大人が選ぶべきデニムスラックスを3本紹介するので参考にしていただきたい。
大人が履くべきデニムスラックス3選
■1:ジェルマーノ
1952年ナポリにて創業を始めた、イタリアを代表する老舗パンツブランド「ジェルマーノ」。創業から変わらずMade in Italyにこだわり続ける姿勢と、確かな技術力が評価され、有名メゾンやサルトのパンツ生産を請け負っているブランド。こちらはスリットポケットを採用したデニムスラックで、1プリーツによりワタリにはゆとりを持たせ、裾に向かって綺麗にテーパードしていく美しいシルエットが特徴だ。濃いめの色合いで、グレースラックスのような感覚で履きこなせるため、ジャケットスタイルに合わせやすい。また、ストレッチが効いているので履き心地は軽快だ。
■2:ボレリオ
1930年に創業したベルギーのパンツブランド「ボレリオ」。作りはクラシックベースでありながら、モダンなデザインに定評があり、数多くのメゾンブランドのOEMも手がけていている。また、ベルギー王室御用達ブランドとしても知られている。クラシックなディティールに、ヒップからストンと落ちるややワイドなシルエットが美しいく、ウォッシュをかけた綺麗なブルーが、フレンチ的な要素を感じさせる。ややワイドなシルエットに加えて、ストレッチも効いているので非常に快適な履き心地だ。ベーシックなブレザーなど、トラッドなスタイリングに合わせると程よい抜け感が表現できておすすめだ。
■3:インコテックス
こちらは、言わずと知れたパンツ専業ブランド「インコテックス」。伝統的なテーラード技術と、常に時代性を感じさせる生地を開発する、クラシックとモダンの融合が絶妙なブランド。1プリーツのテーパードフィットモデルは、通常のスリムフィットよりも股上を深くとり、腰周りにゆとりを持たせながら、裾へのテーパードを強め美しいシルエットを実現している。デニム素材には、トーンオントーンのペイズリープリントを施していて、遠目には無地に見える嫌味のないシックな柄だ。無地とは異なるニュアンスを感じさせ、伝統と革新が融合した「インコテックス」ならではのパンツと言える。ペイズリー柄の生地を生かして、シンプルなジャケットスタイルや、ニット等を合わせたカジュアルなスタイリングにもおすすめ。
以上、パンツ専業ブランドのデニムスラックスを3本紹介した。同じデニムスラックスであってもブランドの個性がはっきりと出ているから面白い。カジュアルスタイルの定番アイテムだからこそ、妥協せずしっかりと見極めていただきたい。
※価格はすべて税込です。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 土屋大樹