「蚕豆」ってなんと読む?「かいこまめ」と読まないよう、ご注意を! 

明日、10月13日は『豆の日』という記念日です。

陰暦の「十五夜」の一か月後の13日は「十三夜」と言われ、ゆで豆をいただく「豆名月」という風習があったことにちなんで、一般社団法人全国豆類振興会が制定した記念日になります。

ということで本日は、「豆」にちなんだ難読クイズをお送りします。

【問題1】「蚕豆」ってなんと読む?

「蚕豆」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:食用の豆の種類で、一般的に日常の食卓で供される機会の多い豆です。

<使用例>

「ビールのおつまみには、私、枝豆より蚕豆の塩ゆでが一番好きなの。」

読み仮名4文字です。
読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 蚕豆(そらまめ) です。

なぜこの字で表記するのでしょう?
なぜこの字で表記するのでしょう?

「蚕豆」は漢名から来た表記だと言われていますが、「蚕」という字を使うのは、さやの形が蚕に似ているから、とか、蚕が繭をつくる時期に美味しくなるから、など、諸説あります。

認知上的に接する食材ですので、「かいこまめ」という誤読にお気をつけくださいね。

…さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「豌豆豆」ってなんと読む?

「豌豆豆」という日本語の、正しい読み方をお答えください。

ヒント:こちらも食用の豆の種類で、一般的に日常の食卓で供される機会が多く、同じ種類で、サヤが可食部のものもあります。

<使用例>

「豌豆豆の入ったおこわが、父の大好物なのよ。」

読み仮名6文字です。
読み仮名6文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 豌豆豆(えんどうまめ) です。

豆だらけの表記ですね(笑)。

以前、本シリーズで、お花の「スイートピー」の和名「麝香豌豆(じゃこうえんどう)」を出題し、その際に「豌豆豆(えんどうまめ)」にも少し触れたのですが、今回は皆さま、読めたでしょうか?

「さやえんどう」「スナップエンドウ」「グリーンピース」などはすべて「豌豆豆(えんどうまめ)」の仲間です。こちらも、馴染み深い食材ですので、読めるようにしておきたいですね。

***

本日は、10月13日、『豆の日』のトリビアをお送りしながら、

・蚕豆(そらまめ)

・豌豆豆(えんどうまめ)

など、日常でよく触れるのに意外と読むのが難しいお豆の名前の漢字表記をおさらいいたしました。

ILLUSTRATION :
小出 真朱