「石楠花」ってなんと読む?「いしなんか」?…いえいえ、あの植物です!

明日、10月15日は『化石の日』という記念日です。

化石と言えば「アンモナイト」を連想する方、多いと思います。

日本の古生物学研究の草分け・日本古生物学会でも、1904(明治37)年10月15日に、日本の矢部長克氏によって新種記載された「異常巻きアンモナイト」の「ニッポニテス・ミラピリス」という化石が、シンボルとして採用されています。

この、日本で発見された貴重な化石の新種記載日にちなんで『化石の日』が制定されているのです。

私たちの生きる世界の、何億年も前の状態を知る手掛かりが、化石となって今も残っている…とてもロマンティックですよね。

本日は「石」という字の入った難読クイズをお送りします。

【問題1】「石楠花」ってなんと読む?

「石楠花」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:ツツジ科の常緑低木で、葉は長い楕円形、花は枝先に集まって咲く形状の植物名です。

<使用例>

「御庭に石楠花を植えたいのなら、今か、3月ごろが最適期よ。」

夏に美しい花を咲かせる植物です。
夏に美しい花を咲かせる植物です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 石楠花(しゃくなげ) です。

この植物です。
この植物です。

「石楠花」は漢名で、「しゃくなんげ」という読み方から「しゃくなげ」と転じたと言われています。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「盤石」ってなんと読む?

「盤石」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント「大きな石。」「しっかりとして堅固なこと。ゆるぎないこと。」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「A社の経営は非常に安定しており、まさに盤石と言えるでしょう。」

「石」の読みかたがポイントです。
「石」の読みかたがポイントです。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 盤石(ばんじゃく) です。

正解できましたか?

「石」という字、「石楠花(しゃくなげ)」「磁石(じしゃく)」のように「しゃく」とも読みます。

「盤石(ばんじゃく)」の「石(じゃく)」は「しゃく」の応用系です。「大変安定してゆるぎない」という意味のこの言葉、オフィシャルな場でもしばしば使われますので、「ばんせき」などの誤読には、くれぐれもお気をつけください。

***

本日は、10月15日、『化石の日』のトリビアと合わせ、「石」という字の入った日本語から、

・石楠花(しゃくなげ)

・盤石(ばんじゃく)

などの読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:日本古生物学会ウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱