『Precious』11月号では、『モードをひとさじ、 2021年秋は「リタ・トラ」』と題し、いつの時代もプレシャス世代の心に響く「トラッド」スタイルを特集。

トラッドの定番アイテムを、高橋リタさんが「今、着たい !」にアップデートしたコーディネートとともに、彼女のトラッドスタイル、略して「リタ・トラ」の真髄に迫っています。

今回はその中でご紹介した、8つの定番アイテムをベースとしたコーディネートをまとめてお届け。「クラシカルなのに今っぽい」を叶えるとっておきのスタイルは、この秋参考にしたいものばかりです。

高橋 リタさん
スタイリスト
(たかはし りた)女性誌「Precious」を中心に、各方面で活躍中。シンプル&ベーシックを基本に、こなれたカジュアル感、品のよさ、旬の気分が巧みにミックスされたスタイリング、東京と七里ヶ浜で送る洗練されたデュアルライフが幅広い年齢層の女性たちから支持を得ている。著書に「リタ的ハッピー・クローゼット」、「スタイリスト高橋リタのシンプル&洗練ルール 春夏/秋冬」、「10年愛せる10の着こなし リタ・ベーシックのすべて」、「スタイリスト高橋リタの偏愛ITEMリスト100」がある。Instagram

■1:Aラインのプリーツスカート

Aラインのスカートをトラッドに着こなした女性
ニット¥121,000・スカート【ベルト付き】¥225,500・バッグ¥374,000・靴¥123,200(グッチ ジャパン)

トラッドなルックに欠かせない、Aラインのプリーツスカートを、アイコニックなGGパターンのリネンキャンバスで仕立てた一着は、レザーウエストバンドのバックルベルトがアクセント。

「ウールリブの黒のタートルネックニットを潔く合わせた着こなしは、懐かしくて新しいニュークラシック。ネオンイエローのレザーベルトで一新されたバンブーハンドルのトートバッグでモードなスパイスを」(高橋リタさん、以後同様)

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■2:ボリュームフォルムが新しいローファー

ディオールをトラッドに着こなした女性
「ディオール」のジャケット¥473,000/参考価格・ニット¥165,000・スカート¥539,000・バッグ¥451,000・靴¥135,300・「ディオール ファイン ジュエリー」のピアス¥594,000(クリスチャン ディオール)

「バージャケットとフレアスカートのエレガントなスタイルを、今っぽいムードでドレスダウンしてくれるローファー。私のスタイリングでは、足元の仕上げはフラット靴がお決まりですが、特にトラッドなローファーは、きちんと感のある表情で着こなしを整えるのに効果的。今年取り入れるなら、ボリュームフォルム一択です!」

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■3:学生時代のユニフォームのようなキルトスカート

キルトスカートをトラッドに着こなした女性
ブラウス¥106,700・スカート¥251,900/参考価格(マックスマーラ ジャパン<マックスマーラ>)、ピアス¥561,000・ブレスレット¥2,601,500(フレッド)、バッグ¥126,500(ドゥロワー 六本木店<ワンドラー>)、靴¥105,600(トッズ・ジャパン)

「学生時代、私服通学の学校でユニフォームのように着ていたキルトスカートは、私にとって思い出深いアイテム。落ち着きのある無地のカーキならスタイリッシュな雰囲気です。振り幅のあるテイストミックスでモードな新鮮味をプラスするのが、最新の『リタ・トラ』の流儀」。

透け感のあるフェミニンなオーガンジーブラウスと、スタッズを敷き詰めたローファーを合わせて華やかに。

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■4:アイビールック王道のブレザー

カーキジャケットを着こなした女性
ジャケット¥396,000・ブラウス¥143,000・パンツ¥71,500・バッグ¥341,000(サンローラン<サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ>)、シングルピアス¥150,700(showroom SESSION<キウナ>)

アメリカントラッド、引いては、イギリスの制服に原点をもつトラッドの正統派アイテム『紺ブレ』。

「私が今の気分で選ぶのは、フランスの洗練を纏った『サンローラン』のカーキのブレザー。スレンダーなシルエットや長めの丈感、ブレード装飾の真鍮ボタンなど、現代風に再解釈されたデザインにひと目惚れ。着こなしは、フリル付きの立ち襟がロマンティックなボウブラウスで、ジャケットの気高さを引き立てます」

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■5:ボーダー柄のバスクシャツ

ボーダー柄のバスクシャツを着こなした女性
ニット¥162,800・パンツ¥162,800(ジョルジオ アルマーニ ジャパン<ジョルジオ アルマーニ>)、眼鏡¥48,400(グローブスペックス エージェント<アーレム>)、ピアス¥528,000・ネックレス【短】¥418,000・ネックレス【長】¥671,000・ブレスレット【手首側から】¥1,419,000・¥1,485,000(メシカ ブティック 日本橋三越本店 本館6階)

フレンチ・アイビースタイルの定番、ボーダー柄のバスクシャツを、ブラック×ベージュの洗練配色と上質なカシミアニット素材、細幅のピッチがもたらす都会的なスタイリッシュさでグレードアップ。

「モダンなジュエリーをややトゥーマッチにつけて、遊び心をプラスして」

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■6:上質感漂うブラックピーコート

ブラックピーコートをまとった女性
コート¥979,000・パンツ¥165,000・バッグ¥440,000(トム フォード ジャパン<トム フォード>)、ピアス¥440,000・ブレスレット¥1,463,000・リング¥330,000(ポメラートブティック 銀座店<ポメラート>)、靴¥72,600(ブルーベル・ジャパン<クレジュリー>)

流行におもねることのない、ゆるすぎず細すぎずの構築的な美しいシルエットを、贅沢なカシミアで仕立てた一着。

「ピーコートのエッセンスを踏襲しつつ、モードを極めたデザインは、ブラックで端正に着こなして大人のリッチな迫力を出したい。顔周りをきりりと見せるロングポイントカラーやミラーゴールドのボタンなど、クールな華やかさが満載」

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■7:きりっとマチュアに着こなすケーブルニット

ケーブルニットをトラッドに着こなした女性
「ブラミンク」のニット¥132,000・同スカート¥99,000・「シャルべ」のシャツ¥60,500(ブラミンク)、ピアス¥237,600・ブレスレット¥569,800・リング【指先側から】¥184,800・¥588,500(TASAKI)、時計¥1,870,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、バッグ¥495,000(ヴァレクストラ・ジャパン)

アランニットやチルデンニットなど、ケーブル編み模様が特徴のニットウエアも、トラッドスタイルの定番。

「肩先を覆うフレンチスリーブのニットベストは、伝統的なアランニットの進化系デザイン。白シャツに重ねたクリーンなレイヤードスタイルで、モダンにアレンジしました」

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■8:マルチカラーチェック柄のウールトレンチ 

チェック柄のコートをトラッドに着こなした女性
コート¥462,000・ニット¥72,600・パンツ¥124,300・バッグ¥261,800(マルジェラ ジャパン<メゾン マルジェラ>)、サングラス¥37,400(モスコット トウキョウ<モスコット>)、イヤリング¥913,000・リング¥594,000(ブルガリ ジャパン)

「別布を用いて大胆にあしらったパッチポケットのデコンストラクトなディテールで、伝統的なマルチカラーチェックのウールトレンチが新鮮な表情に」。

ベージュを基調にネイビーやダークブラウンをミックスしたオーソドックスなカラーリングに、ディテールやシルエットの個性がひと際映える。

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※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
長山一樹(S-14)
STYLIST :
高橋リタ
HAIR MAKE :
ヘア/shuco(3rd)、メイク/川原文洋(UM)
MODEL :
RINA
COOPERATION :
インターメカニカ 東京
EDIT&WRITING :
下村葉月、喜多容子(Precious)