関心はあるものの、どことなく敷居が高い美容クリニック。このまま無関心なふりを続けても、この先、後悔はしないと断言するのは難しいと、予感がするのが本音ではないでしょうか。
そこで、この領域はほぼビギナーの『Precious』編集長 守屋美穂が、噂によく聞く3大照射治療を体験してきました。美容医療ライター歴20余年となる柳田美由紀さんと、上手な美容医療との付き合い方、もとい。素敵な大人の顔の創り方について語ります！
今回は、ラジオ波照射治療の女王『サーマクール』の体験対談です。
肌をギュッと引き締める、ラジオ波照射治療の女王『サーマクール』
得意技は、高周波（ラジオ波）を用いて真皮層や脂肪層のコラーゲンを収縮させるので、治療直後から引き締め感が。同時に、約6か月をかけてコラーゲンをつくり続けるようになるので、たるみやシワが気にならないなめらかでハリのある肌に。
「顔の表面積が小さくなったようで、いつものマスクがゆるく感じる。相対的に目が大きくなり、メリハリのある顔立ちが復活」（守屋）
守屋—シロノクリニック恵比寿での『サーマクール』の治療後、病院からすっぴんで帰ったんです。家に着いて鏡を見たら、いい感じの顔になっていて（笑）。眉を描かないと印象がない地味な顔なのですが、すっぴんでも全然平気では、と。顔にメリハリ（※1）ができたというか、顔が引き締まったせいか、目が大きく印象的になったように見える。あっという間の効果で、気持ちが上がりました。
柳田—わかります。私も大野先生（※2）に『サーマクール』と『ウルセラ』の治療をしていただいたことがあるのですが、翌日には確実に、目鼻立ちがくっきりに！ 大野先生の治療後は特に、ワクワクの気分になります。
守屋—『フォトフェイシャル（R）』だけでなくほかのマシンも、担当する方で、仕上がりが違うのですね。
柳田—もちろんです。マニュアルどおりに、出力も低めで無難に終わらせる場合と、肌を知り、治療器を使いこなしている場合とでは、顔の変化度合いがまったく違う。がっかりのサーマクール体験もありましたよ。ところで、痛みはどうでしたか？
守屋—塗る麻酔をしたので本格的な痛みとは違いますが、頬骨に近い部位に当てるとズズズンとした鋭めの刺激を感じました。その程度です。
柳田—約20年前に、シロノクリニックに入った初代サーマクールの日本1号機（※3）を城野先生に照射していただきましたが、そのときは麻酔をしても痛かった。今はあっさりと終わりますものね。すごい進化を感じます。
守屋—鼻以外のすべての部位に照射していただきました。右側だけ終わったときに鏡で見せてくれたのですが、右と左で顔の面積がまるで違っていて。頬から下が明らかに、治療した側だけ小さくなっていたんです。ほうれい線も浅くなっていて、きつねにつままれたよう（笑）。
治療を終えて数日経って、さらに顔全体が小さくなり、細胞が元気になったような内側からのハリ感も出てきて。美容医療って、不思議というか、おもしろいなと素直に感じました。
【これだけは知っておきたい！美容クリニック用語集】
美容医療…シワやたるみを目立たなくする若返りや、涙袋をつくりたい、唇を厚くしたいといった審美的な要望に応えることを目的とした、外科的な切り貼りを伴わない美容的な医療を表す造語。看板や広告では「美容皮膚科」となっている場合が多い。医師は基本的に形成外科か皮膚科の出身だが、内科や耳鼻科という場合も。多くの場合、自費診療となる。
※１…高周波により真皮層のコラーゲンを収縮させる。熱で真皮の細胞が傷つき、修復の過程でコラーゲンが大量生産される。脂肪層では脂肪を抱える繊維が収縮する。これらの相乗効果でたるみが改善する。線維芽細胞の活動を促すのでヒアルロン酸などの産生量も増えて、ハリのある肌へ。真皮が引き締まるのでなめらかさも格段に向上するなど、美肌効果の高さも『サーマクール』の魅力。
※２…大野由実先生は形成外科がご専門。診察日は現状では火曜日と水曜日ですが、予約時に確認して。
※３…シロノクリニック恵比寿はクロスクリニックと同様に、高額な治療機の日本１号機を導入した日本有数のクリニックのひとつ。
今回伺ったのは…シロノクリニック恵比寿
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- シロノクリニック恵比寿
- 照射治療に力を入れるクリニックのひとつ。大野由実先生によるウルセラ治療は目鼻立ちくっきりになると評判。
- 料金／ウルセラ 全顔1回￥352,000、シロノ式ウルトラWリフト（ウルセラとサーマクールを同日に治療）￥517,000、サーマクールFLX（顔全体）￥352,000／初診料￥3,300／処方料￥550／麻酔料￥1,100～
- ※完全予約制
- TEL：0120-11-4422
- 住所／東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエアプラザ2F
- ILLUSTRATION ：
- 瀧川裕恵
- EDIT&WRITING ：
- 柳田美由紀、五十嵐享子（Preciuos）
