身長156cmのインテリアエディターDが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。今回は2回目の登場となるイタリアン家具ブランド「フレックスフォルム」から、知性を感じさせてくれるインテリアを作り出す正統派のデザインで、かつ現代の暮らしに必要な機能性を備えたソファを前後編でご紹介します。

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昨日公開した【前編】に続き、本記事では「フレックスフォルム」のエッセンスを一脚から取り入れられる「Leda(レダ)」をピックアップ。エレガントで合理的な特徴のある木脚と、クラシカルな香りのする美しいシルエットが印象的な「レダ」。その魅力を、さまざまな角度からお伝えします。

クラシックと北欧のエッセンスが日本の住宅にもなじみやすい「レダ」

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微妙なニュアンスのブルーグレーが美しいベルベットが、洗練された印象を演出。

ひと匙のクラシックなニュアンスが、現代の日本の住宅にもしっくりとなじむバランス感の「レダ」。「フレックスフォルム」の家具はとてもシンプルなので、ともすると素材感が均一な壁紙を用いることが多い日本の住宅ではすこし派手さに欠ける面もあります。そんななか、置くだけで日本のマンションでもよい雰囲気を添えてくれる魅力が「レダ」にはあります。

広いスペースがなくても「フレックスフォルム」の世界観を取り入れられる、ファーストチョイスにオススメしたいラウンジチェアです。

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【ブランド】フレックスフォルム 【商品名】レダ 【写真の仕様の価格】¥613,800 【サイズ】幅680×奥行き800×高さ760、座面高380(mm) 【材質】本体:内部構造:ポリウレタン 座面クッション:ポリウレタンとフェザー、ファブリック 脚:カナレットウォールナット

「レダ」の1番の特徴は、その木脚。スカンジナビアの伝統的なデザインをエッセンスとして取り入れた優雅で合理的な形状が目を引きます。木が際立つことで、他のインテリアアイテムとの繋がりもつくりやすい「つなぎ」のアイテムとしても万能選手です。

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二脚並ぶと印象がさらに際立つ「レダ」の木脚。
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木のダイニングコーナーとも自然につなげてくれる素材感のバランス。
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スチールや大理石などのハードな素材を用いたイタリアンモダンなコーナーにもマッチ。

窓辺に置くだけで毎日の景色がまるで映画のワンシーンのように

ベルベットの艶感とスカンジナビアン家具のような佇まいが共存している「レダ」は、国籍不明の美しい女性が浮かべる品のいい微笑みのよう。ことさらドラマティックなわけではないのに映画のワンシーンを感じさせる奥ゆかしい魅力があります。

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映画のようなインテリアって、実はとっても簡単に作れるのです!

上の写真はいずれも窓辺に一脚だけ置いた様子です。なんとも言えない「絵になる」感じがしませんか? こんなスペースが部屋にあるだけで、日常が豊かに変わりそうです。

座った感触は、底付き感なくフンワリとしたまま、いい高さで心地よく着地させてくれます。くつろぐ姿が崩れすぎない寸法体系もいいですよね。

本体までカバー式!気分で着替えられるのも大きな魅力

「フレックスフォルム」のソファは多くが着脱可能なカバー式。「レダ」にもそのスタイルが採用されています。多彩なバリエーションから好みの張地を選べると共に、季節ごとの模様替えなどでテイストを変えることができます。

特にベルベットにも対応しているのが嬉しいポイント。ベルベットはカーブを合わせることが難しいという理由から着脱式は難しいとされているのです。

また、木脚はウォルナットかアッシュ材の質感と豊富な染色仕上げから色味を選べるので、自分好みの一脚をカスタマイズする楽しみが広がります。

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こちらのバリエーションはほんの一部。豊富な張地を展開しているのが「フレックスフォルム」ならではの魅力です。

インテリアに知性を感じさせるブランド「フレックスフォルム」

「フレックスフォルム」の家具のひとつひとつは際立ったデザインの特徴があるアイテムは少なく、組み合わせることで空間の使い方を住み手が自由に変えることができる機能性の高さが特徴のひとつ。家具のデザインはもちろんショールームのアートディレクションも全て、イタリア人の巨匠デザイナー、アントニオ・チッテリオが手がけています。

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ショールームでは、家具で空間をどのように使うかというヒントがたくさん得られます。

そんな「フレックスフォルム」の世界観を存分に味わえる、アートとインテリアの新しいスタイルを提案する企画展「Velocity of Colours」が、2021年 11月30日(火)まで「フレックスフォルム 東京」のショールームで開催されています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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一流のアート作品をフレックスフォルムの家具で寛ぎながら眺められるプライベートミュージアムを開催

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以上、イタリアンブランド「フレックスフォルム」から“絵になる”ラウンジチェア「レダ」をご紹介しました。

自宅のちょっとしたコーナーを演出できる華やかな「レダ」は、脚部とファブリックの組み合わせによってがらりと表情が変わります。季節や気分でカバーを変えれば、新鮮な気持ちで日常を楽しめますよね。ぜひ自分らしい一脚と出合ってください。

※掲載した商品の価格は、税込です。

※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

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この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM