『Precious』12月号、連載『現代の紳士たち』にご登場くださった鈴木亮平さん。
一年以上に渡る公開延期を経て、10月に公開を迎えた、映画『燃えよ剣』の近藤 勇役や、11月19日より公開の映画『土竜の唄 FINAL』での怪演など、その振り幅の大きさから、観る側からもっとも信頼される俳優のひとりとなった鈴木亮平さんに、ご自身の仕事に対する姿勢や、プライベートについて、一問一答形式でお答えいただきました。
仕事論に迫った前編に続き、今回はプライベートに迫る後編をお届け。本誌未公開カットを含む、Precious.jp独占です!
【前編はこちら】本誌未公開、Precious.jp独占インタビュー!仕事での大きな転機や、心に残った台詞について
——腕時計が好きでコレクションなさっていると聞いています。どんな時計が好き?時計の魅力とは?
今日、撮影で着けていたのは私物で、’70年代のIWCのヴィンテージです。ヴィンテージには温かさがあって好きですね。本数はそれほど持っているわけではないですけど、職人さんの手作りの良さ、哲学が感じられるものに惹かれます。どちらかというと、質実剛健なタイプが好みかな。
高級時計でも、メルカリで買ったノー・ブランドの数千円のものでも、気に入ったものは同じように愛します。ネットで、古きよきものを発掘するのも好きだし、楽しくて。結果、修理代のほうが高くつくということもよくあります(笑)。
——どんな女性を魅力的だと感じますか?
結局のところ笑顔…心から笑っている笑顔に惹かれます。こう思われたいから笑おうというのは、こちらがわかってしまうでしょう。心の底から笑っている人を見ると、楽しいし、幸せな気分になります。
——今のマイ・ブームはありますか?
スキューバ・ダイビングです! ある番組で、神奈川の真鶴の海に潜ったんですよ。初めての体験でした。都心に近い海なのに、潜ってみたら見渡す限り魚の群れ! 美しいといったらなかったです。竜宮城みたいで…別世界に触れたようで、人生観がガラリと変わりました。すぐに、スキューバの免許を取ろうと決めました。
——最近克服した“苦手”はありますか?
僕、犬が苦手だったんですよ…。母が犬が好きじゃなかったこともあって、幼少期、犬と触れあってこなかったんですよね。でも最近、道を歩いている犬を見ると、つい目で追ってしまって、「可愛いな、いつか飼いたいな」と思うようになりました。ようやく優しい心根が芽生えてきたということなんでしょうか(笑)。人間って変わるんだなと自分でも少し驚いています。
——言われていちばんうれしい「言葉」はなんですか?
「会えてうれしい」ですね! あなたに会えてうれしいって、最高の褒め言葉だと思うんですよ。初めてお会いする方でも、久しぶりに会えた人でも、そう言われたら僕はすごくうれしい。
——座右の銘は?
うーん……『人生、一度きり!』でしょうか。
——行ってみたい場所・国はありますか?
エジプトはかなり気になります。これまで地球上にいくつもの文明が生まれては消えてしまったけれど、エジプト文明だけは残されている。あの場所が乾燥地帯ということもあるんですけど、学べば学ぶほど面白くてはまっています。いつか…リタイアしたら、ひとりで3週間ぐらい、行ってみたいです。
——世界遺産検定1級をお持ちの鈴木さん、プレシャス読者にいちばんお薦めの世界遺産は?
そうですね。「プレシャス」の読者さんなら、奄美大島をお薦めします! 奄美というと海のイメージがありますけど、実は陸、森の生態系もすごく豊かで、みずみずしいんです。忙しく働く女性に間違いなく癒しを与えてくれると思います。まだコロナのこともありますが、ぜひ訪ねて欲しいですね。
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- TEXT :
- Precious編集部
- PHOTO :
- 秦 淳司(Cyaan)
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- 臼井 崇(THYMON Inc.)
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- EDIT&WRITING :
- 水田静子、小林桐子(Precious)